14.早く逃げたいの! ページ14
留魅「……ん……」
『留魅?』
留魅「…!!誰?!お前の仲間か?!私をいじめるのか?!」
『落ち着いて留魅!まだ寝てて?』
私がそう言うと私達をにらみながら布団の中に入る
一応ベッドだがとても汚く古ぼけている
新しいの買ってあげよう
今は軽く400万程度ある……
中学の時バイトを内緒でしていたのだ……
『皆、そろそろ帰った方がいいよ、暗くなるし』
トド「あ、ホントだじゃあ帰るね、お大事に」
トド松が出ていくのを合図に皆もお大事にといいながらかえって行った
留魅「あいつら何」
『私の友達だよ!六つ子なの!』
私はわざと笑ってみせる
留魅は見向きもせず窓の外をずっと眺めていた
『あのね、留魅………一緒に引っ越さない?』
見向きもしなかった留魅がこちらを向いた……驚いた表情で
『あのね、私もこの家から出ていきたくてね…バイトでお金を貯めてたの!ね?いいでしょ?』
留魅はしばらく目を見開いて私を見るといつもの顔に戻って
留魅「私はいいけどアンタはいいの?あの女、母親でしょ」
『………あははっ!あはははははっ!!』
留魅「な、何よ気持ち悪い……」
『あはははっ!!だって!面白くって!ふふっ』
留魅は怪訝そうな顔で私を見る
『ごめんね!じゃああと少し!あと少ししたら……((留魅「今…」え?』
留魅「今から引っ越したい……」
で、でも……お金が……
留魅「お金なら心配しないで……」
と言うとベッドから降りて箱を取り出す
カチャンと開けて中を私に見せてきた
『……!!!これって』
留魅「私もしてた……バイト……」
そこにはたくさんのお金があった……
やった!!これで、やっと!!!
ここ(地獄)から抜け出せる!!
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作者名:黒ミルクティー | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/4771/
作成日時:2017年8月19日 23時