17話 ページ18
仁王君の言葉に丸井君がバッと離れる。
丸「ちっちげーよ!そんなんじゃねぇって!
ただちょっと様子が変だったからで……」
仁「ほーぅ?必死になっちょると余計に怪しいのぉ」
丸「だからちげーって!」
完全にからかわれていることに丸井君は気づいてないみたいです。
仁「ブンちゃんで遊ぶのはこれぐらいにして」
丸「人で遊ぶなよぃ!」
仁「それより、ほれ、もう大丈夫じゃき二人ともそこから出て来んしゃい」
丸「俺の話聞いてねぇし……
花登、立てるか?」
貴『あ、はい。』
大分狭い所に隠れていたため出るのに少しだけ苦戦してしまいました。
よくありますよね。
入れたのに出れなくなること。
それと似た感じです。
丸「あー、やっと外に出れたぜ」
仁「お疲れさん」
丸「仁王もな、作戦上手くいったんだろぃ?」
仁「もちろんじゃ」
貴『えっと……何をしたんですか?』
仁「そこは企業秘密じゃき」
貴『??』
丸「んで、何処からなら出れそうなんだ?」
仁「正面からはまだ難しいが裏からなら行けるじゃろう」
丸「遠回りだけど仕方ねぇか」
貴『……あの。』
丸/仁「ん?」
貴『どうしてそこまでしてくれるんですか?
まともに話したのも、関わったのも今日が初めてのことなのに…。』
仁「あんなん見たら嫌でも心配するじゃろ」
仁王君が見たのは教科書のことだけのはず…。
丸「俺は仁王から聞いただけなんだけど
原因は俺等みたいなもんだし、やっぱ心配するじゃん?」
仁「ま、やり過ぎじゃがな」
貴『……ご迷惑をおかけしてすみま……』
丸「違うだろぃ」
貴『え?』
仁「こういう時はありがとうの方が嬉しいもんじゃき」
………本当にあの時と似ている。
貴『…丸井君、仁王君、ありがとうございます。』
丸/仁「!!」
貴『あの?』
丸「やっぱ笑えんじゃん!」
仁「すぐに無表情に戻りよって!
もう一回笑いんしゃい」
貴『無茶言わないでください…。
それより行かなくていいんでしょうか?
幸村さん達を待たせてしまっているのでは…。』
丸「あ、やっべ!」
仁「連絡はしたんじゃが…待たせ過ぎるのは良くないのぅ」
丸「急ぐぞ!ほら、花登も来いよ!」
貴『……はい!』
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仁王彩香 - 前に更新されていた白石の妹夢主の作品また、作って欲しいです! (2020年8月26日 13時) (レス) id: a60876bc3f (このIDを非表示/違反報告)
なみだ雨(プロフ) - 更新する事よりもまず何よりも、ご自分の体を休ませてあげてください。事態が早く収束し、作者様の状態が良くなることを祈っております。長文失礼致しました。 (2020年8月26日 4時) (レス) id: cfadf15058 (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香 - そうだったんですか。しつこく催促して申し訳ありませんm(._.)m 更新されるのを楽しみに待ってます^ - ^ (2020年8月26日 1時) (レス) id: a60876bc3f (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香 - ????? (2020年8月25日 23時) (レス) id: a60876bc3f (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香 - 更新再開お願いします。゚(゚´Д`゚)゚。 (2020年5月20日 2時) (レス) id: 9f5e24e49c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒羽 | 作成日時:2018年5月5日 4時