30話(出逢い編) ページ33
お客さんもほとんど帰った頃
というか私たちしか居ない
長居し過ぎちゃったな
「終わったー！」
『お疲れ様』
「あおい姉ちゃんありがとー！」
『どういたしまして』
「終わりましたー？」
『梓さん、ごめんなさい長居しちゃって…』
「大丈夫よ、でもそろそろ閉店なのよね」
『じゃあコナン君帰ろっか』
「うん！…あれ？本当に？」
携帯を見て首を傾げてるコナン君
『どうしたの？』
「おじさん、今日知り合いと飲みに行くから帰り遅くなるって」
『蘭ちゃんは？』
「練習長引きそうって」
『……コナン君、鍵は』
「持ってない、事務所に忘れてきちゃった」
『蘭ちゃんは知ってるの？』
「うん、でも大会前だからすぐに帰ってこれないみたい」
『マジかー…』
「じゃあ表closeにしてくるから蘭ちゃん帰ってくるまで待ってる？」
『いいんですか？』
「もちろん！」
「梓さん、今日用事あるって言ってませんでした？」
「あーー！忘れてた！どうしよう…」
「じゃあ僕が残りますよ、この後空いてますし」
「いいんですか？」
「はい、それより急がなくて大丈夫ですか？」
「時間！、安室さんお願いしますね
あおいちゃんもまた来てね」
『はい！お疲れ様でした！』
「梓さんまたねー！」
パタパタと走って帰る梓さん
よほど大切な用事なんだなぁ
そして安室さんには申し訳ない気持ちでいっぱいだった
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作者名：黒羽 | 作成日時：2019年5月11日 4時
