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ストーリー74 ページ24

黄「はい、どーぞっす。」

あ「え、あ、お金を…」

黄「いいからいいから!」

あ「あ、ありがとう…。」


黄瀬くんと2人でいろんなところをぐるぐる回りながら文化祭を満喫中。


「ねっ!ねっ!やばい!!」

「かっこいー!」


道行く人が黄瀬くんをチラチラ見ながら口々にそんなことを言っているのが聞こえる。


そりゃそーだよ。

こんなかっこいいドラキュラ様はなかなかいないよね。



……だけど、みんな遠回しに見ているだけで、この前みたいに黄瀬くんのところに人は集まってこない…。


…なんでだろ……?



黄「…そーいえば、勝手に振り回しちゃってるっすけど、Aっち、自分の仕事何時から?」


私がそんなことを考えていると、黄瀬くんがそう尋ねてきた。


あ「あ、午後からだよ。黄瀬くんもだったよね?」

黄「あ、そうなんすか!そっす、おれも午後からっすよ」


「よかったー。」と、ほっ と一息つく黄瀬くん。


黄「じゃあ、午前中は目一杯楽しめるってことっすね!」

あ「うん。そうだね。」

黄「やった。…あ、Aっちそれ一口ちょーだい!」


「それ」というのは、私が食べているチュロス。


あ「いいよー。」




………。



…あれ?チュロスってどうやってあげれば…




私が頭にはてなを浮かべていると…




ぱくっ



黄瀬くんがチュロスを持っている私の手元に顔を近づけ、そのまま ぱくっ とかぶりついた。



あ「…っ!!?」


黄「んっ、おいしっすね!ありがとうございますっす!」


あ「えっ!あっ、は、はいっ。
よ、かった…です…。」



…びび、びっくりしたぁ…。


急に黄瀬くんの整った顔が目の前にきたもんだから…。




…ていうか、これって……



黄「間接キス、しちゃったっすね」



わたしが思ったことを、いたずらっぽく笑いながら黄瀬くんが言った。



あ「…なっっ!!?」

瞬間、ぶわっ!! と顔が赤くなる。



えええええ!!?言うの!?言っちゃうの!!?


それともわたしが意識しすぎなの??


…うううぅぅぅ。恥ずかしいよぉ…。




黄「ほらほら、じゃんじゃん行かないと時間なくなっちゃうっすよー。」



わたしとは正反対に、黄瀬くんは普通な様子で前を歩いてる。




…黄瀬くん、大人だ……。

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うたプリ大好き?(プロフ) - 楽しみにしています! (2019年9月10日 19時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
14がすき(プロフ) - うたプリ大好き?さん» 大変遅くなってしまい申し訳ございません。だいぶ離れてしまっていたんですが、頑張っていこうと思います。コメントありがとうございます!よろしければこれからもこの作品をよろしくお願いします! (2019年9月9日 22時) (レス) id: c8accdc037 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になってます もう更新されないのでしょうか? (2019年6月30日 16時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
地味って便利 - 笠松先輩イケメンですね!楽しみにしてます。頑張ってください (2017年7月15日 22時) (レス) id: 3582ac3c0b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:14がすき | 作成日時:2017年5月17日 22時

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