好きになった弱み (ページ28)

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めぐみんの誕生日！ページ28

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という訳で

めぐみんと出かけてます

『ほんとに来てくれるとは思わなかった…』

伏黒「お前が誘ったんだろ」

どこ行くんだ？と言いながら私に目線を送るめぐみん

もう行く場所は決まっている

『遊園地くらいあったでしょここら辺に。』

伏黒「…いいのか？」

『なにが』

伏黒「…なんでもない」

めぐみんは何を言いたかったのか凄く気になるけど

実は私

人混み多い所で遊ぶのは苦手

でもこれから帰ってみんなと色んなお菓子とかケーキ食べるから食べ物系はまずダメだし

買い物なんてめぐみんはつまんないと思うし

だったら一緒に楽しめるやつ選ばないと

『あ、観覧車……あそこじゃん。早く行こ』

伏黒「……」

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

コーヒーカップ

『ひゃあああああああああああ』

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ジェットコースター

『いやああああああああああ』

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お化け屋敷

『ぎぃやあああああああ』

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すこーしだけ食べ物食べて最後は観覧車に

『………』

やっと落ち着いた……

人混み凄かったし吐きそ……ｵｪｯ…

伏黒「ふっ…」

『…？』

え？めぐみん笑った？！

そんなに私の死んだような顔が好きなのか

じゃあ毎日この顔でめぐみん笑顔にさせるね

伏黒「髪ボサボサだぞ…あとその顔…ふっ…」

プルプル震えて笑ってるよこの子

そんなにおかしい？私そんなにおかしい？？

笑いも収まって落ち着いた時めぐみんが私にこう言った。

伏黒「お前こーいうとこ苦手だろ」

『？！』

伏黒「なんでわかったんだって顔してるな…今日の鎖城の顔色見てそう思った。苦手なくせになんでここって決めたんだよ」

『……嫌だったならごめ』

そういうことじゃない、とめぐみんは私の言葉を遮った

伏黒「俺なんかの為にわざわざ自分の苦手なところ来ようとかしなくていい。出かけるなら買い物でもなんでも付き合ってやる」

そんなめぐみんの言葉に凄くドキドキした。

やっぱり男の子なんだなと実感させたのと、本当はどれだけ優しいのか伝わる。

『…ずるい』

伏黒「…っ…！」

多分今私の顔は赤い

推しにさ、こんな事言われたら誰だってドキドキしちゃうよ。

恥ずかしくてクラクラしてくるし、かっこよすぎて心臓バクバクする。