めぐみんの誕生日! ページ29
伏黒side
『…ずるい』
赤面した目の前の彼女の姿を見て胸がとくんっとした。
いつも冷たく感情がほとんどないような鎖城が、今日は叫んだり、笑ったり、疲れた顔をしたり、表情がコロコロ変わった。
こんな1面もあるんだなと感心してた
そんな時鎖城は自分のバッグから何やらリボンの着いた可愛らしい袋を俺に渡してきて
『誕生日おめでとう』
と言った。
……そうか。今日は俺の誕生日だから鎖城がここまでしてくれてたのか
伏黒「ありがとな」
『ん』
言葉は冷たいはずなのに、彼女の態度から温かさを感じた。
この気持ちは一体何なのか…
伏黒「鎖城」
彼女はゆっくり俺の方を見た
俺はゆっくり手を伸ばして触れようとする
しかし
《お疲れ様でした。またのお越しをお待ちしております》
『なにしてんの。早く降りなきゃ』
伏黒「…あぁ」
俺は今
何をしようとしたんだ……?
・
・
・
・
パンッパンッ
「「誕生日おめでとう!!!」」
伏黒「…は?」
寮に戻ると俺の部屋が飾り付けされていて、虎杖はケーキを持っていた
釘崎「あんた今日誕生日でしょ?祝ってあげてるんだから感謝しなさいよ」
虎杖「おーい伏黒。包丁ってどこー?」
釘崎「はあ?!もう食べようとしてんのあんた?!」
虎杖「別にいいだろ分けるんだからさ」
釘崎「良くないわよ!!ここは普通伏黒にロウソクの火を消してもらってから食べるのよ」
伏黒「ふっ……ははっ…!」
伏黒「皆ありがとうな」
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作者名:さっちゃん | 作成日時:2020年11月12日 21時