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転生2 ページ3






『今日は麻婆豆腐でも作ろ』





そんなこんなで材料を買って揃えた。





あとは作るだけ。





「……あれ?西木田さん?」



『…げ』




クラス……いや、学年一のモテ男子。えーっと、名前なんだっけ





なんでもいいけど学校の人には会いたくなかった




「それ、買い物したの?」



『…まぁ』




「すごいっ!料理できるんだ!」





キラキラした目で見てくるイケメン。




顔整ってるなぁ。と思いつつも、やっぱりめぐみんの方が国宝級のイケメンなんだよなぁと思う。





「てか、前髪あげなよ。絶対そっちの方似合う」




ほら始まった。イケメンは自分がかっこいいと自覚してるからすぐにこーいう事を言う。めぐみんならこんなこと言わないがなっっ!!




「ほら、可愛い」



『…ッ!』







その時







「きゃーーー!!!暴走車!!!」


「運転手が気絶してるぞ!!」



「誰か止めて!!」




「救急車ッッ!救急車をッ」





キキィーッッと言う高い音とともに此方に猛スピードで近づいてくる車。


「西木田さんっ!逃げ…」




とんっ





『…君ははこっちに来ないで』




その言葉を最後に、私は暴走車に引かれて即死だった。


















「やっほー!目覚めた?」



死んだはずなのに何故か私は息をして地べたに座っている。



そして目の前には陽気な雰囲気の男性。




『……だれ』





「神だけど。文句ある?」




『え?髪?』



「髪じゃねぇよ!!神だよ!!」



『なんでもいいけど、ここどこ??』






辺りは真っ暗。何も見えないところに私は座っている。





「お前の様子を見てた。ガキの頃からな。」





『………だからなんでしょうか。』




「お前に転生する権利を与えようと『じゃあ呪術廻戦で』人の話を最後まで聞けっっ!!!」




まあ俺もハマってるから別にいいけど



そうぼそっと呟いた目の前の神に、いやいやお前人間の見るアニメ知ってるんかと思いつつ話を聞いていると



「ただし条件がある。転生した先で、お前は演じなきゃいけないんだ」



『演じる?どういうこと?』



これを見ろ、と言いながら私に渡してきた手紙のようなもの。




「転生規約」


・あちらの世界では自分を出してはいけない

・決して転生してきた事を言わない。

・誰にも知られてはいけない

・設定では冷酷な女の子


『え?何コレ、え?え??』



「それじゃあ、素敵な転生ライフを」

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作者名:さっちゃん | 作成日時:2020年11月12日 21時

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