好きになった弱み (ページ39)

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転生31 ページ39

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とうとう目的地に着いてしまった

五条「じゃー2人共頑張ってね～」

そう言った五条先生は私たちとは真逆の方向へ歩いて行った

古いアパート

人は数人住んでいる

元はとてもいいアパートだったけど、ここに住んだ人は気分が悪くなったり突然死にたくなったり魔が差してしまったり……

大丈夫かなぁ。私ちゃんと動けるかな

伏黒「まぁ雑魚だしいけるだろ」

早く入るぞ、と言ってめぐみんを先頭にアパートに入った

部屋一つ一つ広い訳では無いのできっと私にとっては不利な状況

伏黒「俺は何とかなるけど、お前の攻撃は広範囲で発揮出来る。だから今回不利なのはわかるよな？」

『…ちゃんと足引っ張らないようにする』

ピタッとめぐみんが止まり、私はめぐみんの背中にぶつかってしまった

伏黒「あ、わりぃ」

『なんで止まったの…』

伏黒「あいつ…五条先生と随分親しいみたいだな」

『親しくない。あっちが付きまとってるだけ』

あ、五条推しの皆ごめんなさい

本当は嬉しいです。イケメンにデート誘われたりするの嬉しいです、はい。

伏黒「恵でいいから」

『…ぇ』

伏黒「俺の事は恵でも…いい…」

ずっきゅーーーーーん

確かに私の心臓に何かが刺さる音がした

ハートの矢のようなものが

目の前のめぐみんは凄く照れながら話してくれた

どうしよう。ニヤけが止まらない

てかさっきまでの緊張が嘘見た……

……………

『ありがと…緊張少し解れた』

伏黒「…おう」

そっか…

私が緊張してるのバレバレだったからめぐみん……いや、恵は無理をしてこんな事言ってくれたんだ

伏黒「Aは下の階を頼む。俺は上3つやるから」

『わかった』

ほら。

緊張よりもドキドキの方が勝っちゃうよ

ごめんね。頼りなくて

伏黒side

初めて、女の事を下の名前で呼んだ

初めて、女に名前で呼んで欲しいと頼んだ

どうしてこんな事思ったのか……この気持ちはなんなのか、もう自分の中ではわかっている

この間あいつがAと出かけたと聞いて正直ムカついた。俺らしくないけどこれは多分嫉妬。

伏黒「Aは下の階を頼む。俺は上3つやるから」

頼って欲しいと、そう思ってしまった。

どんなに冷たくされても、Aが俺の事なんと思っていようとも

俺は

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彼女の事が好きで堪らなくなっているんだ

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