穴に落としたいの段 ページ7
喜八郎「………」
教室の机に頬杖をついて機嫌が悪そうに外を見つめている喜八郎、その目線の先は五年い組の笹倉A。なぜ喜八郎が不機嫌かというと、それは朝に遡る。
いつものように穴を掘っていた喜八郎、それはもうたくさん。その場所は落とし穴だらけになっていた
喜八郎「このくらい掘ればA先輩も落ちてくれるでしょ」
Aがここの道を通ると知って、もう歩くところがないほど穴を掘っていた。今まで以上にたくさん穴を掘ったので、流石に落ちるだろうといつもより自信をもっていたのだが
A「〜〜♪」
喜八郎「(きた…)」
A「〜〜♪」
しかし、Aは落とし穴大量ゾーン←に入っても落ちる気配はない。穴と穴と細い道を通って何事もなかったかのように歩いていったのだ
喜八郎「、、、なんで落ちないの…」
今まで以上頑張ったのに落ちてもらえず、喜八郎は不機嫌になっていたというわけらしい
喜八郎「はぁ…」
滝夜叉丸「ん?そんなにため息をついてどうした?…………」
滝夜叉丸はなぜ喜八郎が不機嫌なのか気になり話しかけるが、喜八郎の目線の先を見て察した
滝夜叉丸「また穴に落ちてもらえなかったのか?」
喜八郎「うん…」
滝夜叉丸「もう諦めたらどうだ、A先輩をいくら落とし穴落とそうとしても落ちないと思うが…」
喜八郎「やだ、絶対落としてみせる…!」
滝夜叉丸「あのなぁ、お前が穴を掘りすぎたせいで落とし穴に落ちて怪我人が増えているんだ!もう少し控えろ!」
A先輩を穴に落そうと以前よりたくさん落とし穴を掘っている喜八郎。そのせいで穴に落ちる人は増え、一番落とし穴に落ちている保健委員は包帯が足りないと困っているのだ。ちなみに滝夜叉丸も落ちた
喜八郎「目印おいてる」
滝夜叉丸「お前の目印はわかりずらいんだ!!ただ枝を置いているだけのときもあるだろ!誰がどう見ても目印とは思わん!」
喜八郎「フンッ」
滝夜叉丸「この野郎…!!」
喜八郎「あ、A先輩が木の下でお昼寝しようとしてる」
滝夜叉丸「話を逸らすな……(呆」
喜八郎「あの木の周りを落とし穴で囲めば落ちるかも…!」
滝夜叉丸「あ!おい!」
踏子ちゃんをもって教室を出ていってしまった喜八郎
滝夜叉丸「はぁ…また機嫌悪くして帰ってくる予感しかしない…にしても今日もA先輩は美しい…!」
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黒糖さまでーす - ずんだ餅さん、幼児化は多分なってませんよ (2023年3月16日 13時) (レス) @page15 id: b07dd8e215 (このIDを非表示/違反報告)
黒糖さんでーす - 更新頑張って下さい。続きが気になります (2023年3月3日 17時) (レス) @page15 id: b07dd8e215 (このIDを非表示/違反報告)
ずんだ餅 - この前、スイちゃんですよ〜☆さん見かけました!!!話しかけときますね✨ (2023年2月27日 1時) (レス) id: 12d02573a8 (このIDを非表示/違反報告)
ずんだ餅 - あれ、夢主幼児化してましたっけ? (2023年2月27日 1時) (レス) @page15 id: 12d02573a8 (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんのご友人のご友人 - ニックネームは友達に設定されました!もし、スイちゃんのご友人さんとスイちゃんのですよ〜☆を見つけたら話しかけてください (2023年1月30日 21時) (レス) @page15 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:げんき | 作成日時:2022年7月31日 23時