season1 オレがTruth Love を知った訳(黄瀬涼太)

作戦決行中！(黄瀬side ) ページ10

黄「Aちゃん！おはようッス！」


黄瀬涼太、絶賛作戦決行中ッス！仲良くなるには、まず挨拶からっていうッスよね、確か。
というわけで、毎日挨拶してるんすけど・・・


貴「・・・」


今日も返事をしてくれないどころか、こっちを見てもくれないッスね・・・
どうしたらこっちを見てくれるッスかね〜。

明日で作戦決行から、１０日になる。そろそろ一歩前進したいところッス。
でも、進む方法が全然思い付かないッス・・・

この日の午前中、黄瀬は進む方法をずっと考えていた。
(いや、真面目に授業受けろよ！そんなこと考えずに・・・by作者)



〜〜〜〜〜〜その日の昼休み、教室にて〜〜〜〜〜〜

本当ならAちゃんと仲良くなるために話しかけたりしながら昼飯を食べたいんすけど・・・
Aちゃん、昼休みになるとるみっちと一緒にどっかにお弁当を持って食べにいっちゃうッス...

さすがにそこに押し掛けるのは失礼なんで同じクラスの仲良くなった男子と
『一緒に食べよ♪』って言ってきた女子と一緒に食べてるッス。


女子１「ねー、ねー黄瀬君！さっきからなに考えてるの？」

女子２「そうだよ〜。話に全然参加してないし。」

女子３「悩み事？良かったら聞くよ〜！」


う〜ん... これって話していいんすかね？でも、女子の意見を聞いてみたいし・・・
あっ！！オレにはこの方法があったッス！！！


黄「今度の雑誌の取材の内容の事なんだけど、男子にされてドキッとする
事ってなんすか？あったら、教えてほしいッス！」


女子３「私は困ってるときにさりげなく手伝ってくれるとかな？」

女子１「私は〜さりげなく手を握られるととかかな？」

女子２「私は、下の名前でよばれたときかな♪」

女子１、３「分かる！分かる！！えっ！ってなるけど
仲良い奴とかだったら嬉しいよね〜」


黄「へえ〜。下の名前を呼ぶ、ねー。」


ん？何か今良いアイディアが思い付いた気がするッス！
よし！！もっとこのアイディアを練るッス！


女子２「えっと〜、だから〜、黄瀬君に私の事下の名前で呼んでほしいな〜、なんて・・・」



場所を移して考えようかな〜。←女子２の声全く聞こえてない


黄「ごめんッス！オレ、ちょっと用事を思い出したッス！じゃ、失礼するッス。」



女子３「えっ、ちょっ、黄瀬君！？」



オレはアイディアを練るため、教室を出た。作戦名はもう決まっている。


　 名付けて、《下の名前で挨拶しちゃおう！！作戦》ッス！

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