season1 オレがTruth Love を知った訳(黄瀬涼太)

文化祭(黄瀬side) ページ44

文化祭２日目も無事に終わった。



特に大事件も無く、大成功を収めた。


販売部門で、最優秀賞も取っちゃったし、ほんとよかったッス！



校庭では、後夜祭が始まっていてお祭り騒ぎになっている。


俺はなんとなくそこに加わる気がしなくて、屋上に向かった。




しばらく屋上から校庭の様子を見ていると、屋上の扉が開く音がした。



黄「Aちゃん？どうしたんすか？本宮さんとかと校庭にいたんじゃ・・・」


貴「黄瀬君がここにいるってクラスの男子に聞いたから。」


黄「なんすか〜？わざわざオレを探すなんて〜」ニヤニヤ


貴「黄瀬君にちゃんと言ってなかったな〜って思って・・・」



ん？なんか文句でもいいに来たんすかね？




貴「・・・ありがとう。色々助けてくれて・・・」


黄「いやいや、助けるのは当たり前でしょ！？オレも文化祭委員ッスから」


貴「でも、次のモデルの仕事何があっても絶対行かなきゃいけないんでしょ？」


黄「！？な、んで、それ知って・・・」


貴「衣装について聞きたい事があって、Aさんがいる部屋に行ったら聞こえた」



あ〜、くそ・・・。それは聞かれたくなかったのに・・・。

Aちゃんは責任感じちゃうから。自分が頼んだせいでって。




貴「ごめん。私のせいで・・・。黄瀬君の仕事増やしちゃって・・・」


黄「いいんすよ。オレが皆の、まぁ、特にAちゃんの役にたちたかったんすよ」



続く

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