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気遣い(黄瀬side) ページ38

文化祭まで2週間を切った。いよいよ佳境に入って、皆一生懸命だ。

黄「よし!今日も頑張るッス!」


貴「うん。頑張んなくていいよ。黄瀬君」


黄「Aちゃん酷いッス!準備に向けて気合いを入れてるのに・・・」


貴「その気合いを部活に注いでほしいのね。というわけで、
部活に行ってください」ニコッ


黄「いや、でっでも!オレがいた方g・・・」


貴「私1人でも十分仕事こなせるので・・・さっさと行く!!」


そう言うと、Aちゃんはオレと荷物を教室の外に追い出す。
色々納得出来ないが、何か言っても覆る可能性がないのはわかってるので
おとなしく部活に行った。



黄「こんちわぁーッス」


小堀「よお!黄瀬が開始時刻からいるなんて久しぶりだなぁ〜。」


黄「いや、本当は今日も遅れて来る予定だったんスけど・・・」


笠「Aに追い出されて、こっちに来たんだろ?」


黄「!?その通りッス・・・。何で、分かったんスか?」


笠「さぁな?Aならそういう事しそうだと思って・・・」



そう言うと、笠松先輩は部活の準備をしに戻って行ったが、
なぜか、スポーツドリンクの容器を持って外に行った。


小堀「いや〜、さすが幼馴染だな。行動まで分かっちゃうとは・・・」
小堀(本当のこと知ってるだけだがな)



そう呟いた小堀先輩はスポーツタオルをたたみ出す。んっ?



黄「何で小堀先輩がタオルたたんでるッスか?それ、マネージャーの仕事ッスよね?」


小堀「そのマネージャーが今日はいないからな〜」


黄「えっ?るみっちは?今日はるみっちの部活ないはず・・・」


小堀「今日は海野さんの手伝いに行ったよ」


黄「えっ・・・?」


笠「バカっ!それ言わないことになってんだろうが!!」


小堀「でもそのうちばれただろ。どうせ。」




言い合いを始める先輩達。その声も耳に入らない。
また冷たいことを言われたと思っていたけれど・・・



もしかして、オレのためだったッスか?



部活に最近行けていないオレのためについたAちゃんの嘘。
本当は人手が足りていないはずなのに・・・


自惚れかもしれないけど、Aちゃんが見せてくれた初めての優しさが


嬉しくて嬉しくてしょうがない。







この日の部活は、自分でも信じられないくらい絶好調だった。

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設定タグ:黒子のバスケ , 黄瀬涼太 , 海常   
作品ジャンル:恋愛
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ayuka(プロフ) - ねこおと音猫さん» 教えてくださりありがとうございますm(_ _)m探して直しておきます・・・これからも頑張って更新していきますので読んでいただけると嬉しいです(^O^) (2015年7月15日 19時) (レス) id: 2f42795c5d (このIDを非表示/違反報告)
ねこおと音猫(プロフ) - 黄瀬の名前の漢字が違いますよ!あと更新頑張ってください! (2015年7月15日 7時) (レス) id: 2749e169cd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ayuka | 作成日時:2015年2月28日 14時

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