season1 オレがTruth Love を知った訳(黄瀬涼太)

代理人(笠松side) ページ36

？「皆さん、お疲れ様ですっ！」


休憩時間になった男子バスケ部の体育館に元気な女子の声が響く。
その女子に森山が近づいていく。


森山「るみちゃんみたいな可愛い子がマネージャーの手伝いに来てくれて嬉しいよ！」


る「Aのためですから！」


森山「やっぱり僕は君に運命を感じるよ！この後２人っきりではなs・・・」


笠「本宮ごめんな。マネージャーの仕事させちまって・・・」


る「いいんです。Aの助けになりたかったし、先輩に恩返しもしたかったですから」



文化祭まであと半月。文化祭実行委員はますます忙しくなった。
Aと黄瀬は部活に来れる回数が少なくなっていて、来れたとしても
1時間以上遅れてくることが多い。


この状況である問題が発生した。マネージャーの仕事だ。

大会前で練習量も部活の回数も増えていて、マネージャーの仕事まで手が回らない。


困り果てた俺たちの前に現れたのが本宮だった。事情を話した
Aが頼むと二つ返事で引き受けてくれた。



そんな訳で、ここんところ本宮が２日に1回は手伝いに来てくれている。

手際も良く、テキパキ仕事をしてくれて、

性格もいいのですっかり人気者になっている。


ほぼ毎日来ているので本宮は部活はいいのかと聞くと

る『茶道部なんで週２回しか活動ないんです』


と言っていた。だから特に問題はないんだそうだ。



けど、俺自身に問題が１つ。


口説き魔の森山が本宮をしょっちゅう口説いていて、落ち着かないのだ。

さっきみたいに会話につい割り込んじまう。


確かに本宮は可愛いし、口説かれてもおかしくない・・・って何考えてんだ！俺！！




とっとにかく、本宮が森山に口説かれてるのを見ると
なんか頭にきてイライラするんだよ・・・。



これってなんなんだろうな・・・？

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