season1 オレがTruth Love を知った訳(黄瀬涼太)

なっちゃった・・・(貴方side) ページ32

悪夢だ・・・うん、きっと私は寝ていて夢を見ていたに違いない！


黄「Aちゃん！早く行かないと委員会遅刻するッスよ〜」



黄瀬くんの言葉で現実に戻らされる。
夢ではない、受け入れなくては・・・。


事の発端は、３日前のHRである。


〜〜〜３日前〜〜〜
る「文化祭実行委員やってくれる人〜」

・・・シーン・・・


そりゃそうだよね。文化祭までのこれから1ヶ月間委員としてクラスの
出し物の企画・製作の指揮、委員会への出席が優先になるとか・・・

遅くまで残りたくないし、部活休みたくないよねそりゃ。
るみには申し訳ないが、立候補する気はない。部活休みたくないし。


る「じゃあ、やってくれる人がいないようなのでくじ引きにします！
異論は認めません♪」


皆「「「「！？！？」」」」


なんか、るみが笑顔ですごいことを言い始めた・・・。くじ引き？
そりゃないよ！ってみんな思ってると思う。言えないだろうけど。



る「ではくじ、ひきま〜す！ダラダラダラダラ・・・・ジャン！！」


わざわざドラムロールまでつけて、そう言ったるみの手には２枚の紙が握られていた。
その紙に名前が書かれているようだ。


る「発表します！文化祭実行委員は・・・黄瀬くんと海野さんです！！」


黄&貴「えっ！？」


る「皆、拍手〜！！」


パチパチパチと手を叩く音が響く。
皆、自分じゃなくてよかったと安心して喜んでいるようだ。

女子の皆さんからは、ふざけんなって感じの視線が突き刺さる。まぁ、ですよね・・・



黄瀬くんとこれから1ヶ月間一緒に委員会活動・・・。



この時ばかりはいつもニコニコしていて優しい天使のようなるみの顔が







鬼のように見えた・・・。






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ちなみにるみは学級委員なので、クラスを仕切ってます。

けして、クラスの実権を握ってるとかではありません(笑)

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