season1 オレがTruth Love を知った訳(黄瀬涼太)

一歩前進(黄瀬side ) ページ11

〜〜〜〜〜〜次の日〜〜〜〜〜〜



黄「海野ちゃん！おはようッス！」



貴「・・・」


また、本を読んでて無視…やっぱりこっちを見てもくれないッスね。
じゃあ、昨日思い付いた作戦実行ッス!!



黄「Aちゃん、」


一回呼んだら肩がピクッと動いた。




黄「Aちゃん、」



２回目は完全に動きが停止。




黄「Aちゃん、」



３回目に呼んだ時Aちゃんはやっとこっちを見てくれた。



黄「あっ！！やっとこっちを見てくれたッスね。
なら、これからはAちゃんって呼ぶことにするッス。
そうしたらこっちを向いてくれるみたいッスし。」


貴「・・・止めて下さい」


黄「じゃあ、挨拶くらい返して欲しいッス」


貴「それも嫌です。」



と、Aちゃんが心底嫌そうな顔をしながら言う。そこまで言うなら・・・


黄「じゃあ、止めるッス…」



オレがそういうとAちゃんは少しホッとしたような顔になる。
Aちゃん、そんなにオレに下の名前で呼ばれるの嫌なんすかね…?


でも、油断したならラッキーッス。(ニヤッ)




黄「って言うと思ったッスか？Aちゃん？」


貴「は？」


本を読むのを再開しようとしていた視線がこっちに戻ってくる。



黄「止めろって言われて素直に従う性格じゃないッスよ。オレ。」



貴「じゃあ、どうしたら止めてくれるんですか？」



と、ため息をつきながらAちゃんが言った。




ヨッシャと思わずガッツポーズをしそうになった腕を慌てて下ろす。

ここまで作戦完璧ッス!!




黄「やめてほしいなら、条件があるッス!!」




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中途半端ですみません！次に続きます！

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