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「あぁああああ!!!お願いしますお願いしますぅううう!!人助けだと思って!!ね!?!?」
今はどういう状況かと言いますと。
なんかよく分からん帽子にグラサンをかけたうちの学校の方に手を掴まれてブンブンされています。インッフゥルエンッサァ!!(し○りちゃん推し)
おいガキ(共)、これはどういう状況だ。と皆さんがつっこみたいのも分かる。でもそれ私が一番聞きたいやつなんです。
時は遡り2分前……(ほぼnow)
『確かこの辺に〜………あった。』
掃除中、黒板消しを窓からパァンパァンやってたら見事落としたあら拾いに行った。三階から。
うちの高校は三階:1年 二階:2年 一階:3年という上級生優遇施設なので疲れるんですよねこれが。
『んっ、え、何これ。地震?』
さっさと帰ろうと立ち上がった瞬間。地響きと共に揺れが襲った。
その音と共にやってくる一人の男
が、まちがいなくこちらに向かって走っているではありませんか。衝撃で黒板消し落とした。
「あっ!そこの!!」
キョロキョロ周りを見渡して、人がいないことを確認する。私?と指を自身に向けてさした。
「そう君!お願い!」
「俺を匿って!!」
と手を握られ、そしてこの状況でございます。うひぃ。
『か、匿ってと言われましても…』
「ぁ〜〜……う……そーだ、俺がここの茂みに潜ってるから、君は追っ手が来たら見てませんって言って!それだけでいいから!じゃあよろしく!」
『えっ、ちょ、はぁ!?』
お、追っ手って何!?借金とりでも来るの!?
えええ無理だよ待って待って待って待っ(ry)
落ち着け、考えるんだ、そう。私の役目はただ「へっ、知りませんw」と言うだけ。簡単じゃん!So easy!
ダダダドドドと聞こえる地響きが近くなってきた。えぇ……大人数……(困惑)
見てみると、そこには想像した借金取りのヤンチーとかではなく。
普ッッッ通に可愛いこの高校の女子生徒様方が。(他校もちらほら。)
エッ
「ほんとにこっちに行ったの!?」「ええ、確実よ!私見たもの!」「くっそぅ…相変わらず逃げ足のお速い方ね…!」
自己分析してみます。まずこの方はモテる(確信)。そしてこの方々に追われている。
あの方々が捕まえるのになれているのなら、確実に私に情報提供を求めるはず。
ここで私が「知りません」とか言ったら疑うのは確実。ではどうすれば疑わられないか。
『すみません、何かあったんですか?』
自分から行くんです!!(死を覚悟)
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日 - ギャグ混じりやん。。。www好きぃwwww (2022年9月17日 18時) (レス) @page46 id: 0464914362 (このIDを非表示/違反報告)
薔薇 - 凄いおもしろかったです!個人的になんかさとみくんがおもしろくて好き…www (2020年10月17日 23時) (レス) id: 59e14c9c3d (このIDを非表示/違反報告)
きゅーり - おもしろかった (2020年9月12日 10時) (レス) id: a394905174 (このIDを非表示/違反報告)
くまくまちゃん(プロフ) - んー、この小説好きやわ。小説というか作者さん好きだわ! (2020年4月9日 10時) (レス) id: 5e524d6ee1 (このIDを非表示/違反報告)
くまくまちゃん(プロフ) - 壁ドゴンw (2020年4月9日 10時) (レス) id: 5e524d6ee1 (このIDを非表示/違反報告)
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