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健人サイド9 ページ38

俺はアイドルになるまで付き合っていた彼女が居た。

2つ年下の川口 若菜。


彼女は俺がJ事務所に入った事をとても喜んでくれた。

だが、学業をこなしながらのJr時代は時間的にも体力的にも本当にキツく次第に彼女との距離が出来ていった。


私より仕事が大事なんだ?


そんな風に言われる度、夢を追いかけている俺にはだんだん彼女の存在がアダとなっていた。



そんな矢先、若菜に他にも男が居た事を知る。


正直、ホッとした自分が居た。


それからは若菜からの連絡は日に日になくなり自然消滅となった。



それから1年程して俺は念願のデビューを果たす。


少しは知名度も上がって来た頃、友人を通して若菜から連絡が来たのだ。


内容はよりを戻したい。そんな感じだった。


俺は無理だと断った。


たがそれからも若菜はイベントやコンサートに現れるようになった。




俺はファンの1人として若菜に接してた。


彼女が好きなのはアイドル中島健人であって俺ではない事は分かっていたから。



でも一度は好きになった人。

若菜に厳しい態度は取れなかった。



それが裏目に出た。



彼女はストーカーの如く俺を付け回した。


実家にまで押しかけ、母に最近俺が自宅に帰って居ない事を聞くと、仕事を終えた俺を秘密基地までつけてきた。




「健人くん!」



玄関付近で突然声をかけられた。




「よぅ若菜!こんなとこでどうした?」




「うん…健人くんとどうしても話したい事があって来ちゃった…」



俺は人目を避ける為、若菜を地下駐車場まで連れていった。



「健人くん、お願い。
もう一度私とやり直して欲しい。
もうわがままなんて言わないし、ちゃんと言うこともきく。だからお願い。。」



「お前、あの頃俺以外にも彼氏居たじゃん」



「あの頃は健人くんが全然かまってくれなくてさみしかったの、あれはただの友達だよ?」



俺は若菜と付き合った事を少し後悔した。



「わりぃ。。俺今好きなやつ居るんだ」



俺の目をジッと見つめる若菜の目から涙が溢れ出た。


はぁ。。心でため息をつきながら俺は若菜の頭を撫で涙を拭った。


「最後にもう一度だけキスして?
そしたら健人くんの事あきらめるから…」


とにかく早く終わらせたかった俺はそれに応えた。



まさかAが見ていたとも知らずに…

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設定タグ:中島健人 , セクシーゾーン , 妄想   
作品ジャンル:タレント
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アップルレモン(プロフ) - はい。 もう、健人への愛が薄れることはありません。 ぜーったいに、愛し続けます!!! (2014年10月13日 10時) (レス) id: 3eb5f519f8 (このIDを非表示/違反報告)
SZ-holic(プロフ) - アップルレモンさん» ほんとですか?嬉しいです(*^^*)これからも健人を愛してあげてください。愛が薄れた時は、又らぶほりっく。思い出してください。←黙(笑) (2014年10月12日 23時) (レス) id: 42cc598e38 (このIDを非表示/違反報告)
アップルレモン(プロフ) - この小説読んだら、ちょっぴり薄れていた健人への愛が復活しました! 本当に本当にありがとうございます。 (2014年10月12日 23時) (レス) id: 3eb5f519f8 (このIDを非表示/違反報告)
SZ-holic(プロフ) - アップルレモンさん» アップルレモンさん、もぅ感激なコメントに涙出ました(;_;)本当に嬉しいです。かなり長いストーリーになっていますが、ご覧いただけたら幸せです。本当にありがとうございます… (2014年10月12日 16時) (レス) id: d5618f34ce (このIDを非表示/違反報告)
アップルレモン(プロフ) - こんなに、健人を愛しちゃっていいんですか? もぅ、この小説読んだら、涙が止まらなくて大変でした(笑 読み終わった瞬間、テレポーテーション聞きました。ルージュも。 胸に、染みました。 この小説は、ファンタスティック胸キュンストーリーです! (2014年10月12日 16時) (レス) id: 3eb5f519f8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:SZ-holic | 作成日時:2014年8月21日 17時

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