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あまのじゃく ページ31

少し走ったところにある駐車場の端に風磨は車を停めた。


「で、どした?中島と何があった?」



「心配かけてごめんね、、もう大丈夫。」



「全然大丈夫じゃねーだろ?」



風磨はぶっきらぼうに私の頭を撫でた。




「Aちゃんは本当に中島が好きなんだな。」




「でももういいんだ…やっぱり彼女には勝てないもん」




「中島の彼女ってAちゃんじゃないの?」




「違うよ…さっき彼女とキスしてるとこ見ちゃった」




「なんだよそれ。」






所詮、私みたいな一般人が相手にされる訳なんかないんだ。

何浮かれてたんだろ私。





「オレが嫌な事全部忘れさせてやるから心配すんな」




健人より年下だとは思えない。

存在感に圧倒される。




「今日、中島んとこへ帰さねえから」



そう言うと風磨は又車を発進させた。





しばらく走り着いたのはカラオケBOXみたいなとこ。でも全く人目に付かず個室へ。


アイドルっていちいち本当に大変。



「オレひとりカラオケとかしちゃうぐらいなんだよねー」



そう言って早速風磨が歌い始めた。




うまい…うますぎる…すごい歌唱力…


健人とは違うワイルドボイス。
聴けば聴く程にはまっていく。




ふと聞き覚えのある曲が流れた…



あっ、これこの前健人がピアノで弾いてた曲…



♫僕も僕にまだなれなくて〜

優柔だったりしちゃうけど〜

君みたいなあまのじゃく

僕こそが相応しいだろう♫




健人を思い出して又泣いちゃってる。

私こんな泣き虫だった?






風磨はそんな私をゆっくり抱きしめ、おでこにキスをした。






なぜだろう。。
私、風磨を自然に受け入れてる?









そんな私はきっとあまのじゃくだ。。

過ち→←健人の彼女



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設定タグ:中島健人 , セクシーゾーン , 妄想   
作品ジャンル:タレント
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アップルレモン(プロフ) - はい。 もう、健人への愛が薄れることはありません。 ぜーったいに、愛し続けます!!! (2014年10月13日 10時) (レス) id: 3eb5f519f8 (このIDを非表示/違反報告)
SZ-holic(プロフ) - アップルレモンさん» ほんとですか?嬉しいです(*^^*)これからも健人を愛してあげてください。愛が薄れた時は、又らぶほりっく。思い出してください。←黙(笑) (2014年10月12日 23時) (レス) id: 42cc598e38 (このIDを非表示/違反報告)
アップルレモン(プロフ) - この小説読んだら、ちょっぴり薄れていた健人への愛が復活しました! 本当に本当にありがとうございます。 (2014年10月12日 23時) (レス) id: 3eb5f519f8 (このIDを非表示/違反報告)
SZ-holic(プロフ) - アップルレモンさん» アップルレモンさん、もぅ感激なコメントに涙出ました(;_;)本当に嬉しいです。かなり長いストーリーになっていますが、ご覧いただけたら幸せです。本当にありがとうございます… (2014年10月12日 16時) (レス) id: d5618f34ce (このIDを非表示/違反報告)
アップルレモン(プロフ) - こんなに、健人を愛しちゃっていいんですか? もぅ、この小説読んだら、涙が止まらなくて大変でした(笑 読み終わった瞬間、テレポーテーション聞きました。ルージュも。 胸に、染みました。 この小説は、ファンタスティック胸キュンストーリーです! (2014年10月12日 16時) (レス) id: 3eb5f519f8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:SZ-holic | 作成日時:2014年8月21日 17時

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