らぶほりっく。

はじまり ページ1

私、大西A23歳。



関西在住の平凡なOL。






高校の時から付き合ってる同じ歳の彼氏、中間 淳太とは仕事の都合で只今遠距離恋愛中。






A→大阪。
淳太→東京。






なんだかんだで1年が過ぎた。



でも先月から極端に減ったLINEの数。





3日に1度の長電話も一週間に一度、たったの5分程度になってしまった。









私は元々遠距離は不向きな性格。



1年以上も続いてる淳太との遠距離恋愛は寂しさと不安ばかりの毎日だった。









けど、来週3ヶ月ぶりに淳太に会える。
ようやく取れた連休。



思い切り甘えて来よう。









いっぱいキスして抱きしめてもらおう。
この不安が全て消えますように…




そんな思いで仕事に打ち込んだ。






.





そして東京に向かう1週間前の夜、淳太に電話した。






プルルルル…プルルル…





いつもならこの時間は3コールもあれば出るはずなのに今日は出ない。



切ろうとした瞬間…





「はい。」






「あっ淳太？ごめん、なんか今忙しかった？」






「いや、、ごめんソファーで居眠りしてたみたい。急にどうした？」








いつもより声量ない低い声で淳太は答えた。




その声はどこか焦っているようにも思えた。









「来週そっち遊びに行く話しやねんけど、土曜日の朝には着くから」







「おっそうか分かったー待ってる」







そう言って電話を切った。




気のせいだよね。








その時は来週会える喜びで、あまり気にもならなかった。









よし、今度は前から言ってたパンケーキ一緒に食べに行こう！





横浜にも行きたいな。。






淳太に会ってからの事を考えていたらその夜はなかなか寝つけなかった。

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