始末屋さんの甘い誘惑～8UPPERS～ (ページ14)

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「もう大丈夫やんな？そろそろ寝よか」

と立ち上がろうとすると、

「マックも一緒に寝よ」

と耳元で囁く。

「元気になったみたいやな」

と平静を装っているが耳が赤く染まる。

「じゃあ、寝るまで隣にいて」

「しゃーないな…寝るまでやで？」

再び囁かれ、流石のマックも根負した。

シェリーの部屋に入り、2人してベットに横になる。

求められたわけではないが、マックは自然とシェリーに腕枕をしてシェリーもそれを受け入れる。

マックは子供を寝かしつけるようにお腹をトントン叩いているとすぐに規則正しく寝息が聞こえてきた。

「秒で寝たやん…」

とシェリーの寝顔を見て微笑む。

さて、帳簿の続きをつけようかなと思いながら布団を抜け出そうとすると、腕が固定されて動かせない。

「あ…」

どうにか引き抜こうと頑張るが気持ちよさそうに眠るシェリーを起こすまいと大胆に動くことができない。

「諦めるかぁ…」

とりあえず、ホールに降りて帳簿の続きをすることは諦めシェリーの寝顔を見つめる。

「おやすみ…ええ夢見てな」

そっとシェリーに口付けマックも夢の中へと落ちていった。

翌朝、誰よりも早く起きてシェリーの部屋を後にするマック。

幸せそうな寝顔を見てほっと胸を撫で下ろし、ホールへと降りて行った。

「マックありがと」

半分まどろみの中、シェリーはそう呟きまた夢の中へ落ちて行った。

___昨日添い寝したことは俺とシェリーだけの秘密やな