【進撃】少女が失くした感情

No.16 ページ19

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もしかしたらあいつらかもしらねぇしな


リ「構わん」

貴「貴方潔癖性なんでしょう?そんなんで入られてよろしいんですか?」


何故知ってるんだこいつは

意外と気は使うみたいだな


リ「俺がいいと言ってるんだ。早く開けろ」

貴「…わかりました。少し待っててください」

リ「何故だ。鍵なら持っているだろう?」


何もねぇなら鍵を持ってるはずだ

だがもしあいつらの仕業なら…


貴「無くしたんです。だから室長さんから合鍵もらってきます」


と、室長室へと向かった

さっき言っていた事は本当なのだろうか

ﾁｯ…

表情も出さねぇし、感情も出さねぇから全くと言っていいほどわからない


貴「お待たせしました。(ｶﾞﾁｬ)どうぞ」


……⁉

おいこれ…


貴「…散らかってるでしょう?中々片付けられなくて。すぐ飲み物ご用意しますね」


散らかってるとかそういうレベルじゃねぇ

明らか誰かに荒らされた形跡だ


リ「おい」

貴「コーヒーでいいですか?」

リ「誰にやられた」


コーヒーの袋を取り出す手が一瞬止まった

それもすぐに戻って…


貴「誰って…自分ですよ。片付けの最中だったんです。これだけ散らかってると部屋にもどるのが嫌になって…投げ出してたんです」


どうぞ、とコーヒーを差し出した

その味はとっても俺の味にあっていた


貴「お味、大丈夫でしたか?」

リ「ぁぁ……お前、誰かにやられたんだろ」



--リヴァイside end--

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