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「ふぅっ!ホットケーキパーティ!」
「宮田ひっくり返して」
「俺コーヒーだけで……。」
「え?ニカ食べないの?
Aちゃん僕がするよ〜!」
「あっ、うん、ありがとう」
ホットプレート出して、
ホットケーキ焼くことにした。
「じゃあ他のもの準備してくるね、」
あとは人数分スクランブルエッグして、
サラダとりわけて………
なんて考えながらも、
頭の中はさっきの出来事で
埋め尽くされていて。
“お前が好きだよ”
いつから?
“夏が終わったら消えて”
私がいると苦しい?
ミツに聞きたいことが浮かんでは消える。
「ミツいつのまに帰ったんだろうね」
「朝起きたらいなかった!」
「今日仕事だっけ?」
「知らな〜〜い」
ホットプレートを囲みながら
健永くんとにかちゃんとみやっちと裕太が
ミツの話をしててどきっとする。
「これ運んだらいい?……Aちゃん?」
手伝いにきてくれた
藤ヶ谷さんにも気づかないほど。
「………………っ、」
これは伝えた方がいいのかな、
藤ヶ谷さんを見上げたけど……、
「あ、じゃあこれ…………」
「うん、わかった。」
言えなくて。
「あ、あのっ、」
「ん?」
「朝起きたら壁に藤ヶ谷さんが
寄りかかって寝てて……、
あの…、その、ありがとうございました」
「こちらこそブランケットありがとう」
「いえいえっ、とんでもないですっ、
っていうか、申し訳ないです」
「もうさ、この歳で
あんなとこに寝るもんじゃないよね」
身体がっちがち。って
藤ヶ谷さんが笑ってる。
「A!はやくメープルシロップ!」
………………もう、わがまま裕太め。
「はいっ、どうぞ!
チョコレートシロップもあるから!」
テーブルに運ぶと、
きれいな色をしたホットケーキが並んでる。
「ほら!Aちゃんも座って!?」
「俺この一番でっかいやつがいい」
「タマ、それはAちゃんでしょっ、」
「朝からよくそんなに食欲あるよね……。」
テーブルを囲んでわいわいして楽しいけど…、
「Aちゃん?どうかした?」
「あっ、いえいえ!大丈夫です!」
ミツどうしてるのかな。
なんだかここにいてもいいのか、
分かんなくなっちゃうよ。
ばかミツ……………。
あんたが帰れ、っていっても
もう、ここを離れたくないよ。
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ちい★(プロフ) - さみしいって言ってたよ…と嘘か本当かわからないけど、言ってくれた裕太の優しさに気づいてしまいました…。でもやっぱ太輔いいねぇ…あやさん!みつも良き★ (2020年1月10日 2時) (レス) id: aba16733a8 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - みっかさん» こちらにコメントしてくださってたの見落としておりました!おかげで完結を迎えました。ぜひ最後までお付きあいくださると嬉しいです。 (2017年10月27日 21時) (レス) id: b34d9690f4 (このIDを非表示/違反報告)
みっか(プロフ) - あと2〜3回で 終わってしまうんですね…どっちに持ってかれるのか( ToT )ミツが街から出て行く!って流れには ちょっぴり驚きでした! (2017年10月21日 1時) (レス) id: 6df392b90f (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - ともさん» 遂に!もう私だったら部屋に入った瞬間失神しそう…、ミツなにしてるんですかね。主人公ちゃん気にしてますよ〜! (2017年10月9日 13時) (レス) id: b34d9690f4 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - たまぴよさん» ゆうたろうは考え事が多い主人公ちゃんの癒しになってもらってます!藤ヶ谷さん電気消して、部屋においでしてその先はどうしちゃうんでしょう…!移行後もよろしくお願いします。 (2017年10月9日 13時) (レス) id: b34d9690f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あや | 作成日時:2017年8月21日 23時