STORY41《君が笑うだけで》 ページ13
一先ず、この話は終わりにしたかった。
家に帰ってきてすぐに暗い話になってしまったから。
だから話題を変えるように
翔さんがくれたstormのCDの話をした。
和「今回のアルバムのリード曲めっちゃ好き。ほんとに感謝。翔さんに」
智「良かったね。和欲しかったんだもんね。」
いつもの笑顔で笑ってくれたから安心した。
やっぱり笑ってくれないと俺と智さんって感じしないから…俺がここに来た時みたいに戻りそうで怖い。
ここに来た頃は心の傷が深すぎて食事もろくにしないわ部屋に閉じこもって泣きじゃくる毎日を過ごしてて…
げっそりと痩せて一時入院する羽目にまでなってしまった程だ。
ソレからなんとか復活して学校にも少しずつ行くようにして
高2、高3と進級出来たけれど……
もうすぐ留年の危機が訪れていると先生から聞いている。
だから最近は健翔君もいるからって元気に行くようになった。
その様子を見て智さんも笑顔が前より増えた気がする。
智「ナーニ？なんか俺についてるか？」
和「なっ何でも？」
智「そう」
意地でも言わないね。智さんがいてくれて良かったなんてね。
和「さーてと。今日は休みだから健翔くんの家に行こっかなー」
鼻歌歌いながら部屋に戻った。
その後ろ姿を見て智さんは逞しくなったと呟いていたことを俺は知らない。
そして、お店を開ける準備をしていつもの用にデスクに座り仕事を始めていた。
部屋から戻り着替えて下に降りるといつの間にかまーくんが来ていて。
二人で通常通りの仕事をこなしていた。
和「(智さん)まーくん…遊びに行ってきます」
行ってらっしゃい。って背中越しに二人の声を聞き
店を出て…健翔くんの家に走って向かった。
その後ろをシルバーの外車が付けてきていることも知らずに……
彼奴は俺の近くまで迫ってきていたんだ……
そして車の中で
『みぃーつけた。……和くん？……もう俺からは逃げられないぜぇ？』
といつもとは違う低めの声で呟いた。
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櫻井aia(プロフ) - ウオタミ&にのらぶさん» わぁ〜！そう言っていただけるととても嬉しく光栄に思います。ありがとうございます。はい。これからどんどん更新していこうと思っているのでよろしくお願いします(_ _*) (2017年12月21日 19時) (
レス) id: 682a610d3e (このIDを非表示/違反報告)
ウオタミ&にのらぶ - この小説大好きです！更新頑張ってください！待ってます。 (2017年12月21日 19時) (レス) id: 95f4d8affe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻井aia | 作成日時：2016年11月13日 19時
