STORY42《黄色のリストバンド》 ページ14
健翔くんの家に着くなり
インターフォンを2，3回鳴らし健翔くんが開けてくれるのを待っていると何かゾクッと寒気がした。
何か見られている？
誰か俺を見てるそう思うと後ろに振り返る勇気ができない。
早く健翔くんドアを開けてと強く念じていた。
その念じが伝わったのかすぐにドアを開けてくれて
笑顔で俺を迎えてくれた。
健翔「和くん、いらっしゃいませ〜。中村家に」
和「何それ。俺の真似？ってか今さ尋常じゃないくらいの寒気がしたんだよね」
健翔「マジ？それヤバくね？和くん熱でもあるの？」
和「熱はナイナイ。その寒気じゃなくて…なんか誰かに見られてる感？」
なんて笑いながら話してみたら健翔くんの表情が強張って無言になった。
健翔「……。」
和「え？健翔くん？」
なんかいけないことでも言ったかなって健翔くんの様子を窺うと
健翔「和くん…最近､噂になってる事あるんだけど」
って深刻そうな顔をして俺をリビングに連れて行った。
和「…噂って何？」
健翔「……最近、緑区辺りをシルバーの乗用車が何度も行き来しているって…しかもたまに中の黒いスーツ着た強面風の人が黄色のリストバンド付けてる高校生を探してるって」
黄色のリストバンド付けてる高校生？
自分の左手を見た。
俺の左手首には何時も黄色のJAKKと書いてある
リストバンドをしていた。
それに黄色のリストバンドなんて付けてる奴そうそう居ない。
多分探し人とは俺のことをさがしているのだろう
健翔「……和くん。」
和「なっ何？」
不安そうな顔しながら健翔くんはあるものを差し出した
健翔「これ覚えてる？」
差し出されたものはある紙と写真だった。
紙にはこのリストバンドのデザインが描かれていて、写真には4人で色違いお揃いのこのリストバンドをつけて戦隊物風のポーズをとっている写真だった。
あっ………
そうだこのリストバンドを持ってるのは
俺と健翔くん、潤くんそして……碧だ。
それに探している人も解ってしまった。
碧が俺を探しているんだ。
そう思うと怖くなった。
健翔「和くん。犯人のこと思い出したの？その顔は…」
和「うん。今日の朝方思い出した…そして、また俺の事を碧が探しているんだって事も智さんから聞いてた。でもこんなに早くも俺の近くまで迫ってるなんて健翔くん。俺どうしたらいいのかな？」
震えながら健翔くんに答えを求めた
健翔「……大丈夫。潤との約束は守るから…俺が和くんを碧から守る。」
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櫻井aia(プロフ) - ウオタミ&にのらぶさん» わぁ〜！そう言っていただけるととても嬉しく光栄に思います。ありがとうございます。はい。これからどんどん更新していこうと思っているのでよろしくお願いします(_ _*) (2017年12月21日 19時) (
レス) id: 682a610d3e (このIDを非表示/違反報告)
ウオタミ&にのらぶ - この小説大好きです！更新頑張ってください！待ってます。 (2017年12月21日 19時) (レス) id: 95f4d8affe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻井aia | 作成日時：2016年11月13日 19時
