影 ページ3
輝「おはよう、みんな。調子はどう？」
晴ノ宮 輝。
常に人々の中心にいて、人々を明るく照らす力を持つ彼を…光と呼ぶのだとしたら…
光のそばには必ず現れ…静かに寄り添っている彼は…
洸「…輝様。本日のスケジュールは以上でございます。お昼休みにお迎えに参りますので、その時までにはご準備を。」
輝「わかったよ。何時もありがとう、洸。君も自分の教室に戻っていいよ。」
影、と呼べる存在なのかもしれない。
『夜月 洸』。
1-Bに所属する一生徒であり、1年の中で圧倒的な人気を誇る…晴ノ宮 輝の従僕。
アイドル科の生徒とは思えない程に、自分の存在感を消し…
旧華族の血を引く名家の子息である為に、多忙を極める輝をサポートすることに全てを捧げている彼の存在はアイドル科において明らかに異質であり…
輝の前で以外、まともに声を出すこともなく…メガネなどで顔を隠している為に、感情の機微すらわからなない…
アイドル志望の癖に、歌の授業にも出ない。
ミステリアスな人物。
晴ノ宮 輝の従僕の癖に…不良。
というのが、夜月 洸に対する皆の印象であった。
彼を従えている輝曰く…
輝「俺がアイドルをやりたいって父に言ったせいで従者としてついていくことが決まって…突然のことで戸惑っているだけだと思うんだ。歌うのも踊るのもほとんどはじめてのはずだし。」
輝「本当は自分の夢もあったはずなのに、それを諦めて…俺についてきてくれた。そんな…とても優しい奴だから、是非仲良くしてやってほしいな。」
優しい奴、ではあるらしいが…
あくまで輝の従者としての責務を全うするためだけに来ているらしい。
特例で部活動にも所属していない為…クラスメイトとほとんど接点がなく…
休み時間なども大体は1人で過ごし、輝のそばにいる時以外ではすぐ何処かへふとした瞬間に消えてしまう為…
輝の従者としての彼を見たことがあっても、彼が送る学校生活を詳しく知る者はいなかった。
だから…誰もが知らずにいた。
輝という光にいつも寄り添い、静かにただそこに存在している…
夜月 洸という人物が持つ…影という闇の中に秘められた…
小さいながらも強い輝きを放っている…その才能を。
続く
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月(プロフ) - るぅるぅさん» 返信が遅れてしまって申し訳ありません！ありがとうございます！更新は亀よりも遅いかもしれませんが…これからも、引き続き見ていてくだされば幸いです。 (2018年12月1日 11時) (
レス) id: f01d23ed14 (このIDを非表示/違反報告)
るぅるぅ(プロフ) - 初めまして！興味を引かれたので読ませて頂きました♪続き楽しみに待ってます、頑張って下さい(* >ω<) (2018年11月26日 11時) (レス) id: 3f1b52f1b0 (このIDを非表示/違反報告)
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