沖田総悟に喧嘩を売るのは人魚姫２

３！！ ページ4

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なんだかんだで、プレミアムステーキを頼んでくれた隊長。

いつもなら、ネチネチネチネチネチネチ言ってくるのに今日は随分と優しい。



悩んでることを察しているのはわかったけど、だからと言って優しくするような人だったかな、とドリンクバーの紅茶を飲みながら考える



沖「お前、この前姫様と何話してたんでィ」




『え？あー、うーん、大した話はしてないですよ？
自分の趣味とか、仕事の話とか？』



沖「っとに姫様はいけねぇや。とんでもない奴ばかりと友達になっちまって」




姫様・・・ねぇ。
隊長が姫様って言うとなんか変な感じする。


こう、ゾワゾワって。



『隊長はそよ姫のことどう思いますか？
しっかりしてる方だと思いますか？』


沖「さぁねィ。たまーに抜けてるところもあるが、将軍様の妹としての自覚はあるんじゃねェの」



またでた。”自覚”。




自覚っていう言葉聞くと、胃が痛くなるなぁ。



考えたくない。




沖「ま、そうでなくちゃ困るがねィ」



『こまる？』


沖「あたりめぇだろ。自分の国の将軍の妹がヘラヘラしてたら嫌だろィ」



う”っ・・・その言葉・・・今の私にはきつい



沖「そういやお前の種族の姫様はどんな感じなんでィ。
あの手紙のニュース以来耳に入ってきてねぇけど」



・・ちゃらんぽらんです。
そして目の前でステーキ食べてます


『あー、私たち一般人にもわかりません。国王様と女王様は頻繁に顔を出しますけど姫様はあまり』





沖「引きこもりか」


『さぁ。でも、ちゃんとお仕事はしてるみたいですよ』



沖「ふーん」





そうだよ、ちゃんと社会人として働いてるもん。それも幕府関係者の下で。

だらけてるわけじゃないし・・・




沖「どこにあるんでィ、テメェらの国ってのは」



『それは極秘ですよ隊長。王様たちが将軍様に言ってないことは私には言えません』


沖「んじゃ山崎に調べさせる」



『私とあなたと山崎さんの首が吹っ飛びます。やめてください』




沖「目が本気じゃねェか。

・・・わかったから沸騰させんのやめろィ」


隊長のマグに入っているコーヒーを沸騰してやった。しばらくは熱すぎて飲めないだろう



沖「その力、生命力削られねぇの」


『削られないですよ』


沖「コーヒー冷ませ。飲めねェ」



『じゃあ凍らせますね』


沖「斬るぞ」

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