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任務 ページ17

昨日はあの後、話に夢中になってしまい、日が落ち始めてしまった為四人を泊めて、今朝私の家を出ていった。


久しぶりに、誰かと心から笑うことができたな。


今日は夕方から任務に行くが、憂鬱だった気分が少しは晴れる。

自分にも、味方になってくれる人がいると知ったから。


それに、私の目的は変わらない。
いくら嫌われようとも、皆を守る。


ただそれだけのために行くのだから、気にしていたってしょうがないだろう。


『さてと、準備でもしようかな。』


それから準備を整えて、少しだけ稽古をしていれば、夕方になっていた。

茶々に案内を頼み、集合場所へ急ぐ。


『皆様、お待たせ致しました。何か分かったことなどはありましたか?』

「後から来といて上から目線かァ?何様のつもりだテメェ。」

『情報を共有するのは、至って自然な事だと思いますよ。このままでは任務に支障をきたしてしまいますし、私だって何もしていなかったわけではありませんので。』


そう伝えれば、皆は訝しげに私を見つめる。

相変わらず嫌悪をむき出しにするその目線に、思わずため息が出てしまう。


分かっていたことなのに、炭治郎達との温度差が酷すぎて少し心にくるな。


「何もしていないわけではなかった、というのはどういうことですか?」

『茶々に、この街で話されている噂を探ってもらっていたんです。この子は鴉ですし、何の疑いもなく人に近寄れる。

なので、人が話している内容をこっそり聞いてきてもらいました。』


実は、今朝炭治郎達を送り出すのと同時に、茶々にこのことを頼んでいたのだ。

茶々によると、若い人達を中心に、夜のふとした瞬間に姿を消しているらしい。


それは道であったり、家の中であったり、場所は様々だという。


ただ次の日や気づいた時には、その人の姿はどこにもないのだと。


『おそらく、そういった血鬼術を使うのかもしれません。』

「ふん、お前にしてはまともな事を調べあげたんだな。無駄に怠けていたわけではないと。」

「だがこの情報が正しいかも分からねえぞ。なんせ、こいつの言うことだからな。派手に嘘をついてるかもしれねえ。」


その言葉に、またもため息がこぼれる。

何故こうも信じてくれないのだろうか。

まあ、そりゃ噂を鵜呑みにしているわけだし、信じてくれないのも仕方の無いこもだけれども。


それにしたって、少しくらい信じてくれたっていいのに。


「わ、私は信じますよ!」


そう言ったのは、舞衣だった。

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アマリス(プロフ) - この夢主、魔法少女になったら真っ先に魔女化するな。で、人間体は死んで、魂ごと消えるあれですけど、まあそうなればみんな幸せなんでしょうね。夢主は魂ごと消滅するんですから。本当にそうなったら、どうなるんでしょうね。 (2022年5月22日 20時) (レス) id: 7d0074fb6d (このIDを非表示/違反報告)
ふじか(プロフ) - 更新楽しみに待っています! (2021年9月29日 10時) (レス) id: ae671ca5ff (このIDを非表示/違反報告)
*つむり* - すごく面白いです。小説の書き方とかも、すごく参考になります!続きが気になります……といったらプレッシャーになるかもしれませんが、応援してますので、気を詰めずに自分のペースで頑張ってください! (2021年5月3日 10時) (レス) id: a3e5e92948 (このIDを非表示/違反報告)
リタ - とても面白かったです! (2021年2月25日 19時) (レス) id: 800a931bab (このIDを非表示/違反報告)
ほたる - 下に同じくもっと伸びるべきだと思います!ゆっくりで良いので更新頑張ってください!体調にも気をつけてください! (2021年1月7日 18時) (レス) id: bff8d73ccb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:藍夜 | 作成日時:2019年11月14日 12時

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