検索窓
今日:18 hit、昨日:0 hit、合計:77,480 hit

スパイの正体 ページ21

それから特に何事もなく移動をして、天地橋へと到着した。


そして予定通りの時間に、ヤマト隊長がサソリに化けて橋の上へと進んでいく。

それを私達は岩の影から見守っていた。


「ヤマト隊長…上手くやってよ……。」


…大丈夫だよサクラ。

ヤマト隊長だって暗部にいたんだから、きっと心配はいらないよ。


それに、危なくなったら私達が行けばいいだけだしね。


そう思いながら二人の様子を伺っていれば、スパイの人がフードから顔をのぞかせた。


……!!あの人……!!


『薬師カブト……!』

「またアイツか……!!」

「まさか…暁のスパイがカブトだったなんて…。」


カブトがスパイ……なんだかまだ裏がありそうな気はしてくるんだけど……考えすぎか。

しかし、あいつは色んなところで絡んでくるな。正直めんどくさいというか、なんというか。


それから二人の会話を聞こうにも、風が強くて聞き取れない。

まあ、その分私達のにおいや音も飛ばしてくれてるんだけど。


…銀の力を使おうか……いや、それだとチャクラ量がさすがに多いから気づかれやすくなるか。

ここは隊長が動くまで、静かにしてよう。


だが、一向に隊長は動く気配がない。
それに痺れを切らしたナルトが声を上げた。


「…何してんだってばよ!さっさと捕まえりゃいいのに!!」

『落ち着けナルト。相手はあのカブトだ。もし取り逃しでもしたらおしまいでしょ。慎重すぎるくらいがちょうどいい。』

「でも…あまり慎重になり過ぎて怪しまれたら、拘束するタイミングを失うよ。」


それもそうだ。
だから恐らく、あと少しで隊長は動くだろう。

これ以上話してボロが出ても大変だしね。


そう思った矢先、隊長がクナイを取り出す。


だが、私はその事よりもカブトの後ろに目が行っていた。


『「大蛇丸!!」』


チッ…!!尾けられてたのか!!

このままじゃカブトは捕えられないし、なによりヤマト隊長が危ない…!!

指示があるまで動けないし……どうしたものか…。


そう思考を巡らせた時、カブトが味方であるはずのサソリ__ヤマト隊長を攻撃した。


……なるほど、カブトはサソリのスパイから寝返ったんだ。やっぱり裏があったか。


私がギリッと歯を食いしばると同時に、ヤマト隊長の合図が入り大蛇丸との間に出る。


「クク…幾度か見た顔ね…九尾の子と忌み子ちゃんもいるみたいだし…少し遊んであげましょうかね。


サスケくんとどっちが強くなってるか…見てあげるわ。」

怒り→←分からない感情



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (48 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
261人がお気に入り
設定タグ:NARUTO , 奈良シカマル
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

雪華 - 続編おめでとうございます! (2019年5月6日 17時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:藍夜 | 作成日時:2019年5月4日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。