守りたい、その笑顔。4【NARUTO】 (ページ3)

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万華鏡写輪眼ページ3

ナルトはカカシ先生の説明に回りくどいとキレる。

｢ならカカシ先生は！？｣

｢ああ…俺ね。シカマル並の頭脳を持ち、遠距離戦用の補助忍術を持ってる上忍ってとこだ。もちろん、Aもな。｣

｢なら条件満たしてんじゃん！｣

｢だから落ち着けって言ったんだ。そう簡単にはいかないでしょ…。ただ追っていても、奴は隙を見せたりはしない。

砂隠れへ単独で乗り込み、我愛羅を倒したほどの奴だ。何よりあの暁の一員だからな。

…ならどうするか？それはこっちで奴の隙を作るしかない。お前と俺とAでな…。

今までの話が飲み込めたら耳を貸せ。作戦を言う。｣

その後、私はナルトと顔を見合わせ、カカシ先生に耳を貸した。

その作戦は、あまりにもカカシ先生に負担のかかるものだった。

新しい写輪眼って…まさか…！！

『カカシ先生！！それは使っちゃ＿＿』

｢いいんだ、A。これを使わなきゃだめだ。｣

『っ……！！分、かった。』

渋々私が折れ、結局この作戦に。

私だって、神の力があるのに。

…先生に、チャクラを貸すことくらいできるか。

私は先生の肩に手を起きながら動き、チャクラを流し込む。

｢カカシ先生…まだかよ！？｣

｢そう焦るなってば…。Aがチャクラ貸してくれたから、そろそろOKだ。行くぞナルト！A！｣

そう言って開かれた左目には、万華鏡写輪眼が開眼していた。

……先生、本当に無理はしないでください。

その思いが顔に出ていたのか、カカシ先生は安心させるように笑った。

『失敗しても、私達が必ず決めるから。』

｢ああ…。出番が回ればな…。｣

｢…オッス！｣

先生が万華鏡写輪眼を使った瞬間に、周りの空間が歪んだ。

……すごい…さすが万華鏡写輪眼……。

相手の右手がどこかに行った瞬間、カカシ先生が目を抑えた。

『カカシ先生！！』

｢大丈夫だ！お前も構えとけ！｣

構えとけ。

それは、私達にも出番が回ってくるってことね。やっぱり厳しいんじゃん。

またもや空間が歪んだところを見計らい、ナルトが螺旋丸を使い鳥の首を落とす。

それをキャッチして、木の上に起き中を確認した。

我愛羅は、ピクリとも動かなかった。

それをナルトと共に見た私は、また涙が滲み出てきてしまう。それを思いっきり拭き取る。

｢…ぶん殴ってやる。｣

相手は油断しまくってるな……。馬鹿だね、全く。気づきもしない。

その隙を突いて、私とナルトの影分身が金髪野郎の顔面をぶん殴った。