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出発 ページ15

忍具も用意し終わり、正門へと行く前にシカマルの元へと足を向けた。


『シカマルー。私また任務行ってくるね!』

「おう。あんま無茶すんじゃねーぞ。」

『シカマルも仕事頑張りすぎないでよ?』

「俺は適度にやってっからいーんだよ。じゃ、無事帰ってこいよ。」


そう言って撫でられたかと思えば、すっと抱きしめられた。

シカマルの背を撫でた後に、手を振りながら正門へと向かう。


そこにはサイを睨みつけるナルトとサクラがいた。


……大変そう。


「よし!ではカカシ班、これより出発する!」


そう言って出発したはいいものの、ナルトはじっとサイを見つめたままだ。

はぁ……結構歩いてきたはずなのに、ずっとこの調子?やめてよ勘弁して…。


「あんまりジロジロ見ないで下さい。ぶん殴りますよ。」

「てめーはいちいちムカツク言い方しやがるな!コラ!」


あーあー、また始まった。
ナルトもそんなに突っかかることないのになぁ。


「やっぱ、てめーはダメだ!すっげームカツクってばよ!!」

「おい!おい!隊長を前にしていきなりそれはないだろナルト。班には信頼とチームワークが最も大切だって、カカシさんにも教わったはずだ。

あの偉大なカカシさんの班にいた君が、何だよソレ。」

「こいつはカカシ班の班員じゃねーからだ!俺達カカシ班のもう一人の班員は…サスケだ!」


…まあ、ナルトの言い分も分かる。
だけど、このままじゃ任務に支障が出るよ。

それこそ、サスケを助けられなくなる。


今から班員として仲良くなっていこうよ、ナルト。

私が仲裁に入ろうと口を開こうとしたら、その前にサイが声を発した。


「木ノ葉を裏切り、弱いくせに力ばかり求めて大蛇丸の下へ走った…。そんな大蛇丸と同じようなゴミ虫ヤローと一緒にされたくないからね。」


……前言撤回。仲良くなるのかなり難しいかも。

今にも殴りかかりそうなナルトをサクラが止めて、謝罪を述べる。


サクラが作り笑いを浮かべた瞬間に、サイとサクラの間に割って入り、サクラの拳を受け止めた。


『サクラも落ち着いて。流石に殴るのは駄目。ねぇ、サイ。アンタも何も知らないくせに、サスケのこととやかく言ってんじゃねーよ。

次同じような事言ったら、私もただじゃおかないから。


仲間を侮辱されて、黙ってられるほど大人じゃないのよ。』


私が睨みつけても、貼り付けたような笑みは取れない。

本で書いてあったって……暗部って、そこまで感情が欠落するものなの…?

絵→←サイ



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雪華 - 続編おめでとうございます! (2019年5月6日 17時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:藍夜 | 作成日時:2019年5月4日 23時

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