守りたい、その笑顔。4【NARUTO】 (ページ11)

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メンバー探しページ11

私は帰ってきてそうそう、シカマルの元に行って仕事の手伝いをしていた。

それ以外やることがなくて暇なんだ。

あれから一週間経つっていうのに、カカシ先生は案の定まだ動けないし。

ぶつくさ文句を言いながら手伝っていたら、シカマルが苦笑しながら私の頭をわしゃっと撫でた。

｢そんな顔してんじゃねーよ。｣

『だってカカシ先生、人に言う割には無茶ばっかりするし。』

｢お前も人のこと言えねぇだろ。また無茶したってことくらい知ってんだからな。風影生き返らそうとして危なくなったんだっけか？｣

うわ、こいつどこからそんな情報仕入れてくるの。ナルトとかサクラ？それにしても凄いね。

ってか、いつまで撫でてる気よ。

『……イケメンだからって何しても許されると思うなよ馬鹿。』

｢うるせぇ黙って撫でられとけ。｣

いいから仕事しなよ。

なんて思いも口に出せず、しばらく大人しく撫でられていたらナルトがやってきた。

なるほど。カカシ先生が駄目んなったから変えのメンバーを探してるのね。

確かに、このままじゃ間に合わなくなっちゃうし。その方が合理的か。

でもシカマルは中忍試験の係員任されてるからなぁ……。

シカマルが断れば、ナルトは少し苦い顔をする。既に他の班…要するに紅班の子に断られたなこれは。

すると、それなら僕がするという声が聞こえてきて、私達はその方向を向いた。

｢ホイ！シカマル、A。これおばちゃんに頼まれたお弁当。｣

そこには、私とシカマルのお弁当を持ったチョウジがいた。

私はチョウジからお弁当を受け取り一旦置いて、また話に戻る。

まあ、アスマ先生がいいって言っても綱手様が駄目って言うかもだし、そもそもの話だけど、ナルトの事だから絶対最後まで話聞いてない。

ってことは、もうメンバーは決まっているかもしれないということだ。

……相変わらず馬鹿だな、こいつ。

私がそう呆れているのも知らずに、楽しそうに話すナルトを見ていたら、いきなり後ろから気配を感じた。

咄嗟にシカマルがナルトを伏せさせ、チョウジは前、私は上から来た何かを攻撃した。

攻撃がきた方を見れば、そこには木ノ葉の額当てをしている見たことない人がいた。

｢いきなりだな…何狙ってっか知らねーが、ああいう手合いは捕まえて………尋問部隊に引き渡す！｣

あちらも攻撃をやめようとはせず、ナルトがシカマルの援護を受け突っ込んで行くが、それを軽く受け止めた。

本当に何者だ。あの人は。