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「そろそろだろ」
『ん?』

潮時、と言ってエイジは立ち上がり、どこかへと言ってしまった。それと同時にそらがゆっくりと立ち上がり、こちらへやってきた。

『な、なに』
「散歩しない?」
『は?散歩?』
「うん」

そらはいつもの優しい笑顔で…って、いや優しくねえな。なんだその腹黒い笑顔。

「みっくん、りっくん、散歩行ってくるね」
「はいはーい。行ってらっしゃい」
「あ、えいちゃんにスマブラ代わってもらって。無理矢理ね」

つりめんの生返事を聞くと、そらは私の手を引っ張った。若干痛い。握る力が強すぎる。

『…外じゃないやん』
「黙って」
『ハイ』

言われた通りに黙って付いていくと、到着したのは案の定そらの自室だった。迷惑なことにアバハウスの個室は鍵付きで、部屋に入った瞬間鍵を閉められた。

「で、」

私はなんとなく身の危険を感じ、壁の方へ後ずさる。そらは腕を組んで仁王立ちしていた。

「どういうつもり?」
『何が?』
「聞いてんのはこっち」
『……別に、なんもないけ、っ!?』

世にいう"壁ドン"とやらをされている私は、目線を横にずらした。そらはそんな私に余計眉をひそめた。

「答えられないわけ?」
『……』
「こっち見て」
『…そらが、あまりにも嫉妬しなさすぎるから…エイジに、協力してもらった』

これは素直に吐くしかない…白状すればそらは簡単に離してくれた。

『ん、』

と、思ったのも束の間。自分の目いっぱいにそらの顔があった。

「ばーか」
『はぁ!?ちょっと!』

悪戯っ子みたいな笑みを浮かべながら部屋を出ていったそら。私には今キスされたことしか理解ができなかった。

そして。そらとエイジがグルだったことを知ったのはその数日後だった。二人とも1発ずつ殴らせて頂きました。


「えいちゃん…あれはやりすぎ」
「ごめんごめん。限度ってもの知らないから」
「もぉー…」





☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆
鈴様リクエストありがとうございました!

少しギャグに走りましたすみません←

これからもよろしくお願いします(*^^*)

リクヲ【とっち様リクエスト】→←2



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あやもち(新アカウント)(プロフ) - リンさん» ちょっと違う気がしますがありがとうございました! (2018年1月20日 22時) (レス) id: c7791dfc52 (このIDを非表示/違反報告)
リン - ありがとうございました。面白かったです。 (2018年1月20日 22時) (レス) id: da57983ead (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - ありがとうございます!! (2018年1月20日 21時) (レス) id: 3b3f15d52b (このIDを非表示/違反報告)
あやもち(新アカウント)(プロフ) - 未来さん» 了解です! (2018年1月20日 21時) (レス) id: c7791dfc52 (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - りょうくんとイチャイチャするシチュエーションってお願いできますか?? (2018年1月20日 21時) (レス) id: 3b3f15d52b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あやもち(新アカウント) | 作者ホームページ:https://twitter.com/avntis_TO_mizu  
作成日時:2017年11月17日 14時

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