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深夜に元カノの家に無断で入る人間が私なのだけども不法侵入くらい当たり前にやってるから問題ないよね。

別に

「あ、」

入ったことのないレジ付きのカウンター。其処のテーブル下にあったアルバムと日記

自家製イラストで私とAちゃんと思われる人物が描かれている(妙にファンシー)

日記なんてかいてたんだ・・・まあ、作家志望だから物語調なのかもしれない。

先にアルバムを見ようと思った。けれど、やめた。

一つ、付箋が貼ってあったからだ。

『 太宰さん、一生持っておいてください。 』

という付箋が。

ダイイングメッセージではないけれど彼女は私が本屋にこっそり来ることもお見通しだったらしい。

怖い、怖すぎる。

ちなみに付箋の隣には私が銃で撃たれてお亡くなりになっているイラスト。

捨てたりしたらこうです。っていう警告かな。多分

アルバムは酒場で織田作や安吾と一緒に見ようかな。

そう思い持ってきていた小さめの鞄にしまう。

さて、じゃあ日記でも見よう。

みたところ此方には何も書かれていないから見たっていいんだろう。

そう思い多少古ぼけた彼女の日記を開いた。

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作者名:アヤ | 作者ホームページ:http  
作成日時:2016年7月21日 21時

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