補助監督ですが？なにか、【呪術廻戦】

補助監督の母4 ページ10

母は、五条悟と連絡を取りたがっていたが、向こうが遮断した。


携帯の番号を変えたのだろう。

母はいつまでも、同じ音声を繰り返す携帯を握りしめていた。


その頃までは良かった



五条悟に連絡を取れていた1週間、母は毎日のように五条悟との事を話してくれた。



多分それも妄想。実際に2人で会ったことなんてない。

でも母の精神状態はそれで安定していた。


取れなくなってから母は壊れた。


生憎うちの父は海外へ単身赴任中で、家におらず、それをいいことに母は毎日のように男を連れこんだ。


しかも、出会い系サイトで見つけたと思われる人と



全員「悟」という名前の



でも母はあんまり綺麗という感じじゃなくて、いかにもぶりっ子といった感じの女性だったから


男たちも母から離れていった。


私は母が壊れた時から感情を表に出さなくなった。


自分のことは自分でやり、ご飯や洗濯も自分でやった。

ご飯は母の財布からお金を抜いてコンビニで買っていたのだが、



でも、ある時から母の財布の中は何も無くなった。


整形をしたようだ。



父から送られたお金と貯金を使って、ただでさえ男たちに投資していた母だ。



うちにはお金がなくなった。




私は食べられなくなってスーパーの試食や炊き出しで飢えをしのいでいた。



両親ふたりとも名家であるのだから祖父母宅に行けばよかったのだが、祖父母は早くに亡くなり、顔も曖昧といった最悪な状況だった。


そんな、状況の中、不審に思った父が帰ってきた。


家の中は荒れるにあれ、母は不倫中、おまけにお金もほぼ空っぽ。



父は母と不倫相手たちに多額の慰謝料を払わせ、離婚した。


父は私を慰めてくれてやっとのこと地獄から解放されたはずなのにだったのに、



小学校4年生の頃私に対してイジメが始まった。


私の母が男たらしで何股もしていたという噂が広まったからだ。


プラス私は母に似ず父よりの顔が整っていたので、

どこからこんな言葉覚えたのだろうかという


痴女や売女などと言われ続け小学校を卒業。


中学校では、小学校時代からのイジメは継続し悪い先輩方から追い回され続け卒業した。

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