美少女はリクオの幼馴染み 弐

５２話 ページ9

鴆「なぁ、本当に出入りに行ったことも覚えてねーのか？」ズィッ


リクオ「それは････････････」


ーザァッ･･･ー


リクオ「･･････････････････」


鴆「あーいい、いい！全部聞いてるよ･･･カラス天狗から

　 オレはな、あのお前に三代目を継いでほしいと思ってんだぜ･･･」


リクオ「･････････」


毛倡妓「ホラ鴆様」グイ


毛倡妓「リクオ様は安静にしてないと
　 あなたこそ寝てなくていーんですか？」


鴆「ち･････････家が修理中で、渡り鳥なのよ。

　 四時か･･････そろそろ会議だな。行くわ･･･じゃーなリクオ」


リクオ「あ･････････鴆君･･･」ガバッ


ドシーン


氷麗「若〜〜〜〜〜すいません――――――――！！
　 私としたことが！！側近なのに！！わあぁぁ
　 若が学校に来てないのを知らずに、普通に登校してましたー！！カ･･･カ･･････カゼだったんですね〜〜

　 この雪女、いかなる罰も･･･ヒッ」


ジュウゥ←熱


氷麗「ヒヒイィィィ、４０℃以上ォ」


リクオ「つらら！？大丈夫ー！？」


毛倡妓「あんた下がってなよ――――――――！！」


鴆「･･････(あいつキライ)」


『(氷麗、着いた途端にいなくなっちゃうなんて･･･)
　台所はっと･･･あった。失礼します･･･』


ドン･･･


木魚達磨「"回状を廻せ"という指示は･･･破門した組の者が言っても何の意味もない
　 おそらく、旧鼠は誰かに飼われていたんでしょうな」


鯉伴(妖)「それは、リクオがまた妖怪になったのに
　 それを"よし"と思ってねぇ奴なんだろーなぁ･･･」


ぬらりひょん(妖)「この中にも･･･おるんじゃろーなぁー･･･」


木魚達磨「そりゃーそうでしょ。いくら覚醒しても昼間は人間
　 しかも覚醒時の記憶が無いとなれば･･･」


ぬらりひょん(妖)「だるま、貴様誰の味方じゃい！！」


鯉伴(妖)「親父落ち着けよ･･･」


木魚達磨「ワシはただ、組のためを思って言ったまでのこと
　 現に旧鼠のような奴が本家のシマで暴れていたんですぞ！！




　 しかもA様と思われる人間が血を奪われた！！今回は旧鼠が死んだからいいものの･･･
　 早急に組を立て直さねば！！」


ぬらりひょん(妖)「てめぇ――――――――！！」

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