美少女はリクオの幼馴染み 弐

８１話 ページ38

カナ「こ･･･怖い･･･妖怪だらけ･･･」ドキドキ




『大丈夫･･･？カナちゃん』




カナ「なんでAちゃんは普通なの･･････」




『いや･･･先に化猫屋に来て、お話ししてたら･･････何か人と変わらないなって思って･･･』




カナ「先に来たっていっても、ケガの手当てのために早くいった数分でしょ･･･」




『私だってあの人が、カナちゃんを抱えたまま学校に戻ってきた時は驚いたよ？

　「カナちゃんも行く事になったから、手当てが必要なAから連れていくぞ」って言われて、ここで手当てを受けたけど･･･


　まさかカナちゃんが、あれだけイヤだって言ってた妖怪に、自分から興味を持つなんて･･･

　あの人の事、気になるの？』クスッ




カナ「なっ！！」




「ひゃっひゃ〜、若もすみにおけませんな
　A様以外にも、こんな可愛い愛人連れて〜」




「もー私、しっとしちゃうー」




ワイワイ




「ささ、A様とお連れ様もどーぞ、当店名物マタタビカクテル！！
　お連れ様は、お名前なんてーの？」




カナ「カ･･･カナ･･･」




「いくつー？」




カナ「12･･････
　 ･･･じゃない、今日で13･･･」




「うぇぇー！！誕生日ィ！？祝わなきゃ――――――――！！」




「てゆーか、めっちゃ若いし――――――――！！」




ワーワー




「で、何の妖怪なの？」




カナ「え･･･？」




夜リクオ「人間てバレたら、後で喰われるかもよ･･･」




カナ「/////////////」ピクッ




カナ「(ど･･･どうしよう･･････)」ドキドキ





『内緒ですよ』




「ええ――――――――――――――」




『私もカナちゃんも、またここに来ますから･･･


　続きはその時に･･････ね･････････？』クスリ




ッ〜〜〜〜〜〜！！！！？




「何よそれ･････････




　ちょーキレイ！！可愛い！！美人！！」




「お･･･大人だ――――――――――――！！」




カナ「あ、ありがとAちゃん･･･」




『私は平気だよ、カナちゃんも大丈夫？
　ここの妖怪には、今みたいな感じで大丈夫だから、リラックスして楽しもう？』




夜リクオ「おいA、ちょっと来てくれ」




『はい、今行きます』




カナ「違和感なく溶け込んでる･･･」




ヒャ――――




「ねぇ見て！この人形カワイ――――――――
　どこで売ってんの？ブランド品ー？」
　

８２話→←８０話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す