美少女はリクオの幼馴染み 弐

７８話 ページ35

？「カナちゃん･･･Aちゃん･･･いたぁ･･･」




ウゥゥゥゥ




？「遊ぼ･･･7年前の･･･続き･･･」




バムゥ




『そんなの･･･知らない･･･私も、カナちゃんも･･･

　････････････あっ･･････』ドクン･･･




ー「わ――――――――――何これー」ー




ー「見ろよ、気持ち悪い鏡――――――――」ー




ー「紫色の鏡だー」ー




ー「どーして、こんなとこ落ちてんだろ――――――」ー




『(そう言えば6歳の時･･･カナちゃんと公園で遊んで、歳上の何人かと一緒に･･･鏡を見た･･･

　 そのあと･･･鏡を一緒に見た歳上の人達が、中学校に行ってから･･･行方不明になってた･･･

　 じゃあ、この妖怪はやっぱり･････････)


　 雲外鏡･･････』




妖怪･雲外鏡
通称――――――――紫の鏡

"魔を照す鏡"


この鏡を見ると･･･13歳の誕生日に殺される
古代、13という数字は十三の発音が
實生(実る)に近いため
妖怪の世界では昔から
成人の歳と言われている

その吉日である日に――――
実った子供を狩る妖怪


「都市伝説･紫の鏡」にある――――――20歳にて殺されるという説は、今の成人にあわせた変化と思われる




ズゥゥ




雲外鏡「誰も･･････来れないよ
　 妖怪じゃないと･･････入れないから･･･

　 Aちゃんは13歳を過ぎてるから･･･早く遊んであげるね･･････」




『ッ･･･嫌ぁぁ！！』




ピキピキピキィィ
ズズズズズ
ズズ




カナ「Aちゃあん！！！」




リクオ「カナちゃん！？」




雲外鏡「！！」




カナ「リ･･････リクオくぅん！？
　 助けて――――――――――――――！！

　 Aちゃんが、妖怪に吸い込まれて･･･もう、腕しか見えないの！！」




リクオ「！まさか･･･妖怪･･･！？」




ガシャァァァン




バラバラ･･･




カナ「リクオくん･･･」




雲外鏡「なんで･･･鏡面世界(こっち)が見える･････････
　 ここは今･･････オデとAちゃん･･･それにカナちゃん･･･だけ･･････

　 ねぅえええ、Aちゃんん」




ズズズズズ




『ッ･･･
　(息が･･････出来ない･･････苦しい･･･ッ)』




カナ「Aちゃん！！」

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