裏の表 ページ13
翌日……
誰もいないはずのライブ会場に足を運ぶ
はず、だからね
「こんにちは。
燐音先輩」
ステージ裏で何やらものをいじっている燐音先輩に声を掛ける
そして私に気づいた彼は、手を止めた
「………ここに来ていいのかよ」
「実は部屋から一歩も出てはいけない事になってるんです。でも、貴方がここに来ることは予想出来ていたので」
「…そうか」
「そして、貴方が何を仕掛けるのかも分かっていますよ」
「…………………」
真顔でいた彼は、しばらくするとふっと笑った
「ここまでバレるのは初めてだ。お前は何でもわかっちゃうんだろうな」
「いいえ?私がこうやってこの場所に来たのはただの感です。
実際、私はライブ後に薬の入った飲み物を飲んで危うく死にかけたので、私には予知能力はありませんよ?」
もう少し気を張っていれば、あれは未然に防げたはず
ラベルの貼ったままで、しかも中が少し濁っている様に見えたのに私は油断してそれを飲んだ
自業自得、ってやつね
「………すまねぇな。
こんなにお前に協力してもらってるのに、そのせいでお前を傷つけてしまった。
自分の仲間さえ守っていければって考えていた俺が甘かったな」
手に持っていた器具を床に置き、私に向かって足を進める
「何故かわからないが、俺はお前を妹の様に見ていた。
昔、何かを計画しようとするとすぐに
優しく、悲しく笑った彼は、私の頭に手をのせて撫でてくれた
「
ごめんな、こんな形になっちまって」
これが
彼と私がこうして会うのも、もしかしたら最後かもしれない
「燐音先輩、私____________」
でも、諦めないから
待っていて下さい
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ゆきや(プロフ) - 楼さん» コメントありがとうございます!喜んで頂き光栄です!是非是非、駄作ですが他の作品も読んでみて下さい!!(ホラーはご注意下さいね) (2020年11月22日 10時) (レス) id: 27b6019498 (このIDを非表示/違反報告)
楼 - この作品、最後まで見さして頂いて思いました、泣けますね。ここまでお疲れ様でした。他の作品も見ます!泣ける作品はこれしか無かったです。この作品を作ってくださった主様ありがとうございました。 (2020年11月22日 8時) (レス) id: 56e322455b (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - こちらこそ ありがとうございました!!!!!! (2020年11月13日 17時) (レス) id: f5b90b97da (このIDを非表示/違反報告)
ゆきや(プロフ) - 無理してますw 後からその話がでてきますよ〜! (2020年10月21日 20時) (レス) id: 27b6019498 (このIDを非表示/違反報告)
ニャンコ様 - 夢主ちゃん絶対安静にしなくて大丈夫なのですか…?(汗) (2020年10月21日 18時) (レス) id: 9bb418b36f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆきや | 作成日時:2020年8月30日 16時