甘いお菓子と米花町〜二幕〜【文スト×コナン】

・ ページ11

「まるで服が血塗れになるのが分かっていたみたい。」

自分の、恐いとか怖いとかそういうのを感じる機能が壊れているのでは無いかとたまにAは思う。

組織の首領である彼に、挑戦的な態度を取るのも中々珍しい。

「まさか。見抜けなくて悪かったと思っているよ。」

互いに乾いた笑い声を溢し、歪な笑みを浮かべた。そこへ、割ってはいる影。

「リンタロウさいってい！Aをダザイみたいにして……」

パタパタとAの元に走る少女、エリス。

「しかも、こんなチュウネンの趣味丸出しの服なんか着せて！胸元空いてるじゃない！このヘンタイ！」

まさに、ズバッという効果音が付きそうな勢いでエリスは首領の悪態をつきまくる。

「そんなエリスちゃんも可愛い♪」

ノーダメージであった。

そんな中、彼女は黒いパーカーを羽織って再びイヤホンをつけるのだった。




――――――――――――――――

この小説って落ちとかいりますかね？

コメントくれたらうれしいです。

いつもありがとうございます。

番外編　痛み→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す