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…はて、ここはどこだろう?
いきなりですが、俺、迷ったらしいです。
大学って酷いよね。
何か、似たような背景しか無いんだもん。
つか、俺どこの学科なんだ?
俺知らんし。
人が殆ど通ってないこの場所。
…多分、ベルを呼び出しても、大丈夫だろう。
「ベル…!」
一応、小さな声で言う
《はいはーい!何ですか!?》
俺にしか聞こえないのをいいことに、めちゃくちゃ大きい声で言いやがって…!!
…耳がキンキンする。
「俺ってさ…何学科なんだ?」
俺が聞くと、「教えるの、忘れてました!」みたいな顔をして、言ってきた。
《ご主人は…えっと、とりあえず理系です!それで…“IT.コンピュータ”のを取ってるっぽいですね!》
IT コンピュータ って…何それ!!俺、超得意じゃん!!
まぁ…歴史とか、そう言うのじゃなくて、良かった。
学科は分かったとして…問題は、これからどうするかだ。
道に迷ってしまっては、どうすることもできない。
人に聞こうにも、人いないし。
《どうしますかねぇ〜》
絶対思ってないだろ!!
俺とベルで悩んでいると、俺たちの前に、救世者が現れた
「どうしましたか?」
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作者名:紅月彩
作成日時:2018年1月7日 12時