#45 殺し合い後 ページ48
「彩!!大丈夫か!?!?」
「彩ちゃん平気〜?」
「死んでるか!?彩!」
スバルの肩をかしてもらって、圭達の元へ行く
「何とかへーきだよ〜」
ってか、圭よ。
死んでるか!?って、色々とひどい。
私は呆れ顔で圭を見たが、少し驚きの顔で、こちらを見てるだけだった。
うーむ、圭くん、社会に出たら色々と苦労するぞ、この子。
私がそんな風にどーでもいい事を悩んでいると、遠くから、一輝と凛さんが歩いてやって来た。咲夜はと言うと、一輝におんぶされている。
「お、下ろして!一輝!!」
「ちょっ、ちょっとまて!お前今重症なんだからな。」
「早くして!!」
咲夜は顔を、真っ赤な茹でタコみたいにして一輝の背中を、殴っていた。
可愛い……
おっと、いけない。
重症と言っていた咲夜は、たしかに色々とやばそうで。
お腹から血は出ているわ、足が青紫色になって、エグい色だわで、よくもまぁ、死ななかったな…と。
「咲夜ちゃんの生命力って、もはやGだね。」
「やめたげて、巧。」
「や、だって〜。」
「やめなさい!!」
思っちゃったけどね、巧の言ったこと!!
無事、6人集まって、生存を喜ぶ私達。
咲夜を除いて、5人は大きな怪我はしなかった。
私達は、殺し合いが終わったということもあって、色々と話し始めた。
「それでさぁ〜スバルが怖いのなんので、ありゃ、皇帝なんて言って、拝めてる人たちが可愛そうだよ。」
「彩、本人の目の前にいるんだけど?」
「そだね〜スバル。」
うわっ!
黒い笑みをこちらに向けてきたけど、私は笑ってスルーする。
こうでもしないと、死ぬ。怖すぎて。
「おい、お前ら。騒がしいぞ。」
「やぁ、剣義。お疲れ様。」
遠くから、ツカツカと歩いてきたのは、『蓮巳剣義(はすみ つるぎ)』眼鏡だ。堅苦しい、眼鏡だ。
「剣義、今回前に出なかったんだね。」
「俺は、ずっとスバルの援護をしていた。」
やっぱり…。あの、雷や風は剣義だったか。
遠距離得意だもんねェ〜
剣義は、スバルとは幼馴染で、副生徒会長だ。つまり、今ここには、生徒会の幹部3人がいることになる。
怖いわぁ…
あ、大牙が「蓮巳先輩コワイ」ってめちゃくちゃ震えてる。
巧は、そんな大牙を映像に収めていた。
相変わらずだなw
そうこうしている内に、何時の間にか、仮想訓練室状態は解けたようで、大聖堂の中には、100人を超える人がいた。
「結果発表を始める」
おっ、結果発表なんてあるんだ。
さて、私はどうだ?
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紅月彩(プロフ) - 千早さん» ありがとうございます!励みになります! (2018年2月15日 18時) (レス) id: 36ed1e2b30 (このIDを非表示/違反報告)
千早 - 面白かったです! (2018年2月15日 9時) (レス) id: 28c0056888 (このIDを非表示/違反報告)
鵲 昴(プロフ) - 佐久間出てきた(笑) (2017年12月3日 20時) (レス) id: 0eb3fb4283 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅月彩 | 作成日時:2017年11月30日 19時