検索窓
今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:24,813 hit

#29 蔓 ページ32

ー同時刻ー
一輝&大牙


大牙side



どどどど…どうしよう!?



敵に囲まれて動けないでいる俺。
怖い!怖いぃぃぃ!!!

本当なら、爆発で殺せるんだけど…
アレ、一気に使うと、回復させる為に、時間を置かなきゃいけないんだよ…。

だ、誰か…知ってる…人ぉ。

「ギャァァァァア!!!」

1歩動こうとした瞬間に!
足に蔓が!蔓が!!

痛い…刺々してる…。

足に巻かれてるのは、薔薇にある様な棘がある蔓だ。

足からは、血がダラダラと出ていて、満足に歩けない状態だ。

くそぉう!!


「ごめんなさい。早く…倒さないといけないから。」


敵の女の子が言う

…あ、割と好みかもしれない。

そんなことを考えながらも、さすがの俺でも、この状況はヤバイと察しているワケで……

無い脳を必至に働かせて考える。

ん〜どうしよう…。

よしっ!とりあえず…足の蔓外さねぇとな!!


「…という訳なんで、足の蔓外して貰えません?」

「ごめんなさい。」


デスヨネ〜。知ってましたよ、はい。

だって倒しに来てるからね。


「…っ、クソっ!取れない…」


蔓が取れないばかりか、足の出血も相当なことになっていた。

「大牙、すまん。少し我慢だ。」



いきなり聞こえた、声。
ソイツは、俺の隣に立って、手から炎を出していた。

「い、一輝…。」

1人しかいなくて、心細くて、余裕かましながらも、泣きそうになっていた俺は、目から涙がドッと溢れた。

隣の一輝が驚いた顔をしていたが、気にしない。キニシナイ。



一輝は、一輝の異能力『人体発火』で、俺の足を救ってくれた。

蔓を炎で燃やしてくれた。
一輝の右腕から出ている炎は、俺の蔓を器用に燃やした。
いきなり、火が近くに来たために、手にいくつかの火膨れが出来たが、火傷はなかった。

…まぁ、これでも俺…異能力の影響かなんかは知らないが、熱に耐性はあるしね。


「お前…大丈夫か?」

「うん…。」


足が痛くて、立つのが辛かったけど、そんなこと言ってる場合じゃない。


「…大牙、とりあえず周りの敵を倒すぞ。」

「…ん、分かった。」


俺らの周りに居る、沢山のB組…
うっし!

やるぞ!!俺は!!

#30 大牙VS蔓→←#28 反撃開始だ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.5/10 (22 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
7人がお気に入り
設定タグ:異能力 , 学園 , オリジナル   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

紅月彩(プロフ) - 千早さん» ありがとうございます!励みになります! (2018年2月15日 18時) (レス) id: 36ed1e2b30 (このIDを非表示/違反報告)
千早 - 面白かったです! (2018年2月15日 9時) (レス) id: 28c0056888 (このIDを非表示/違反報告)
鵲 昴(プロフ) - 佐久間出てきた(笑) (2017年12月3日 20時) (レス) id: 0eb3fb4283 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:紅月彩 | 作成日時:2017年11月30日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。