好きにならなくてもいいですけど嫌いにならないで下さい【五条悟】

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『急になんなんですか！？

何か…悟様に不快な思いをさせてしまったでしょうか？』








入学早々やらかしてしまった

悟様に嫌われるわけにはいかないのに…









五「その悟様ってのやめろ

俺が浮くだろ

もっとこう…硝子みたいに…」







…そんなことだったのか

いや、大事な問題だ

呼び方一つで好感度は大きく変わる









『そうですね…じゃあこれからは五条先輩とお呼びしますね』









当たり障りのない呼び方だと思ったのに








五「ちげーだろ！？

俺が言ってるのは…


…許嫁なんだから呼び捨てでもいいだろってことだよ！！


そんな事もわかんないのかよ！？

ほんと低能だよな…まったく…」









え…すごい悪口を言われた…

とりあえず、謝らなきゃ








『ごめんなさい！！

えっと…流石に呼び捨てはまずいので悟先輩でいいですか…？』







五「まぁ、それでいいや

これ以上手間かけさせんなよ」







そう言って悟さm…悟先輩は去っていった


またもやってしまった…


怒らせてばかりだな…私…








＊＊＊＊＊＊＊＊＊



五条side



硝子と傑がAと勝手に盛り上がっていることにムカついた



特に硝子なんか『硝子先輩』って…







それに対して俺には小さい時からずっと悟様って

余所余所しいんだよ…

俺の方がずっと長くAと一緒にいるのに…







そのことをAに指摘したら

『五条先輩』って…





なんかもっと余所余所しくなった気がしてムカついた…



硝子の時はすんなり呼んでいたのに


それでまたもキツく言ってしまった









低能なんてそんなこと思ってないのに…


Aが関係することだといつも完璧なこの俺が途端にダメなやつになる






今度会ったら絶対謝ろう


そう心に誓った

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