私が好かれない訳がない。【黒バス】

え、これってまさか。　13 ページ13

まず、ドリンクの作り方を教えるね。


あああどうしよやっぱこの子可愛いわ。うん、同率一位なだけある。

私がビューティフルなら、この子はベリーキュートです。
あ、ベリーに他意はない。語呂合わせで使っただけ。
だから決して私がベリービューティフルじゃないわけではないよ。
ほら、やっぱりこれだと長いしさ






「…Aちゃん？」


「あ、ごめんね、うん塩入れるんだよね」


「…いや、塩は入れないかな、」






うわあああやっちまった
ごめんなさい聞いてなかったです。
うん、よく考えればスポドリに塩は入れないね。


噂によれば、桃井さんってポイズンクッキングで有名な方らしい。
それでもスポドリは作れるのね。塩入れないのね。






「あ、桃井さん。かき混ぜるのは私やるよ。私何もやってないし」


「さつきでいいよ？」






…うん、何て言うか。
私の笑みとは全く違うっていうか。
見た目はこんなに美人なのに、笑うと幼くなるとか。可愛さ倍増とか。


あぁ、やっぱりなんか、ズルいなぁ






「うん、じゃあ、さつき…ちゃん」


「あはは、お揃いだね？」






完敗ですわ






.






「あ、桃っちにAっち！」


「…黄瀬君、ボクのことも少し、考えて、騒いで下さい…」


「なになに、黒ちんー床とお友達？」






スポドリを作った後、一軍が使う体育館へと戻る。

ドアを開けたら、このザマだ。






「はいきーちゃん！スポドリ」


「ありがとうっス！…んーやっぱ生き返るわ」


「おい黄瀬ェ早く1on1すんぞ…っておい、コイツ」






いやいや、お前誰だって顔すんなよ。
さっき私、挨拶したよね？寝てた？それとも脳ミソないの？どっち？






「…沢木Aです。今日から仮入部することになった、」


「あー、オマエか。マネ希望のヤツって」






マネ希望なんて、私一言も言ってないんですけどね。
なんか私が面食いみたいな…まぁ計画はそれと似たようなものだけど






「あー、この間のわかんないちんじゃん」






おいおいおい、え、やっと気付いた？
視界にも入っていなかったんですね、わかります。


つか。
なんなのバスケ部。
マネージャー希望(嘘)のやつを総スルーで寝るんですか。
人の話聞かないんですか。

教育委員長、この件につきましてどうお考えでしょう！



わかんないちんの件はスルーしますね。
お揃いでしょー？(桃井スマイル)

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