Epilogue ページ10
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激しい運動は控えるようにと真太郎に言われたが、走る。
走らなければいけない。
目眩がして、それでも僕は君の元へ急ぐ。
夏の暑さにも負けない、君の笑顔を思い出した。
それだけで、泣きそうになるなんて
階段を登りきる頃には、夕方になったせいか人は誰のいなくて、静寂に包まれていた。
「A」
どうか、赦して欲しい。
言えなかったこと、どうか笑って赦して欲しい。
あの時の夢で、君は
何を伝えようとしたんだ?
確かに、覚えている。
あの日、僕は。
僕は、
「君が好きです」
ずっと一緒にいたいなんて思う人、後にも先にもきっと、Aしかいなくて。
ねぇ、だから
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「僕と、結婚して下さい」
あの日渡す事が出来なかった、指輪とスターチスの花束を、君に
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End
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雨紅(プロフ) - 何度もコメント失礼します。本当に何回読んでも泣いてしまいます。人間の内面を抉るような文章の書き方、全てに感動しました。繰り返し読んでいます。ありがとうございました。 (2015年12月7日 0時) (レス) id: 85987802b2 (このIDを非表示/違反報告)
緋莉(プロフ) - 感動と切なさで胸が一杯です。。素敵な小説をありがとうございました!! (2015年8月23日 21時) (レス) id: 758bbf0526 (このIDを非表示/違反報告)
悪童 - 赤司様がいいです!!! (2015年7月20日 20時) (レス) id: 36a059792c (このIDを非表示/違反報告)
水城(プロフ) - 赤司様で!!! (2015年5月13日 23時) (レス) id: 4984122abc (このIDを非表示/違反報告)
雨紅(プロフ) - 赤司くんがいいです!! (2015年5月13日 19時) (レス) id: 4a5e53c7aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:綵架 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ayakamakar1/
作成日時:2015年4月25日 18時