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story34. ページ34




先生は私の答えを聞くと、さっきまでの雰囲気が一変して急に涙目になって言った。


さとみ「よかった…よかったぁ。俺、心配だったんだよ?あいつ顔綺麗だし、急にハグしちゃうし…ころんが好きって言われたら、俺、勝ち目ないもん。
もうおじさんだし、」


子供のように大泣きするさとみくん。
私は、背伸びをしてさとみくんの頭を撫でる。
ふわふわの髪の毛が気持ちいい。


『さとみくんがおじさんでも、私は好きだよ』

さとみ「おじさんは否定しろよ」


少しだけ腫らした目を擦ってから優しく微笑む。
瞳に陽の光が反射して、とてもきれいだった。





出校日。
透き通った空に、たくさんのセミの鳴き声。
教室にはクーラーが設置されているが、故障により使えなかった。
蒸し暑い部屋。汗が止まらなくて、何度もタオル顔を拭く。


『なんで出校日なんてあるんだよー…』


呟いてみる。それに返事をしてくれるような友達なんて居なかったから、寂しい独り言になってしまったけど。


いつもなら来ているはずの時間になっても担任は姿を見せない。あの担任、豆大福みたいでちょっとだけ可愛い。


『さとみくんには勝てないけどね』


さとみ「俺がどうしたって?」


勢い良く顔を上げると、長袖のシャツを腕まくりしているさとみくんが立っていた。


『え、なんで居るの』

さとみ「なんだよ。いちゃ困るのか?」

『嬉しいけど…』


さとみくんに気がついた女子の悲鳴が上がる。大抵クラスの一軍だ。
私は一軍には怖い人しかいないと思っている。

きっと、私が話しかけても「あんた誰だっけ?」ってなる気がする。きっとそう。



さとみ「おい。お前らは猿か。うるせぇ」

「さとみ先生ひどーい!!」


うん…仲良さげだな?
でも、今日は先生と一緒にいられると思うと嬉しくて舞い上がりそうだ。
出校日さいこう。


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設定タグ:さとみ , すとぷり , stpr   
作品ジャンル:恋愛
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まき - 更新お疲れ様です!青くん…そして桃くんはそんな幸せなことを青くんに…🤦🏻‍♀️ 推しを愛でる日々ですよね( (2023年1月11日 22時) (レス) @page50 id: 1ffb1529af (このIDを非表示/違反報告)
ぽむさま。(プロフ) - まきさん» この黄くんは桃くんに冷たいですね笑🫣 それは大変ですね、推しを愛でましょうか笑 (2023年1月10日 17時) (レス) id: e3d1979fd3 (このIDを非表示/違反報告)
まき - 更新お疲れ様です!黄くんの「顔と声だけはいい」発言で思わず(笑)これからどうなるのか…! 周りに好きになれる人がいないんですけどね(笑) (2023年1月9日 22時) (レス) @page49 id: a38ae76ee4 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむさま。(プロフ) - まきさん» まきさん流石です…!ぶっ飛ばしましょう!!恋って良いですよね(?) (2023年1月9日 15時) (レス) id: e3d1979fd3 (このIDを非表示/違反報告)
まき - 更新お疲れ様です!気に入らないって言った女子飛ばしてきますね(こら こういう風に恋ができて羨まですよね… (2023年1月8日 23時) (レス) @page48 id: e9c3f819a9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴゃぬさま | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年11月30日 23時

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