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ＮＯ side
トントンとジュリアは襲いかかる刺客(殺気立つ幹部)を凌いではロープで縛り上げ、治療を施していた。思いやりの角度が幾分かおかしいのは気の所為ではない。
shp「くっそ、どこや。トントンさんとジュリアさん」
chi「嘘やろ、シャオロンまで吊し上げられてる」
無残にも亀甲縛りで吊し上げられている近接最強のシャオロン。綺麗に縛られている鮮やかな手腕だ。顔には終わっていない書類リストが貼られている。
しんぺい神は麻酔を打たれた後に木に吊るし上げられた姿を発見。コネシマは訓練所の柱に括りつけられ、シャオロン同様に書類リストが顔に貼られていた。ぶつけたらしい頭には丁寧に包帯が巻かれている。
『こちらチーノ!!トントン,ジュリアはツーマンセルで行動している模様!!シャオロン,しんぺい神,コネシマはやられました!!オーバー』
『はーい、こちらショッピ。追加で放送室にロボロさん､図書館にエミさんが拘束されてます。どっちも頬染めとるんで放置しました。オーバー』
『ショッピくん塩対応すぎひん？あ、鬱ですー。いま外道ちゃんと中庭を捜索中、あｯ!!トンちや!!ひとらんがやら…ﾂｰﾂｰﾂｰ』
『こちらゾム、中庭に2人縛られてんで。トントンとジュリアの気配は感じひんな。オーバー』
gr「あいつらの何がそうさせるんや…休めって言うたやんけ…」
無線から思いのほか猛抵抗をしている2人を聞いたグルッペンは項垂れていた。ここまで社畜を極めていたとは…。
os「派手にやらかしとるなぁ…。諦めた方がええんちゃう？」
gr「いや、休ませる。これ以上働かせたら、ブラックどころじゃないからな」
あの二人の逃走劇は次の朝まで続いた。かなりの戦力を用いた鬼ごっこだったとオスマンは言っていた。その後こってりと叱られた2人はまたとぼとぼと自室(警備付き)にかえるのであった。
エーミールとロボロが頬を染めて見つかった件に関して全員が黙秘を貫き通したのは言うまでもない。
rbr「ぜっっったいに言わへんからな!!」
em「…何も無かったヨ」
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