一緒に ページ34
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「 善逸くん、1つお願いがあるんだけど… 」
翌日、私も復活したので
善逸くんに桑島さんの所まで
一緒に来てもらおうと決めた。
どう思われるかはわからない。
でも、善逸くんには知っておいてほしい。
『 うぇっ…!?なになになになに!?
俺にお願い!?なんでも聞くよ!?』
「 …善逸くんの師範のところに
連れて行って欲しいの!」
思い切って言うと、
驚きすぎて固まる善逸くん。
『 え、じいちゃん?』
「 そ、そう…だめ…? 」
『 いや、全然いいんだけど…
なんでじいちゃん?』
「 それは…また後で話す 」
本当は知りたいだろうに、
私がそう言ったからか
音でわかったからか
それ以上は聞いてこなかった。
『 わかった!俺、明日 任務ないの!
Aちゃんも確かないよね?』
「 うん!ない 」
さすがは善逸。
Aの任務予定を
ストーカーのように把握している。
『 じゃあ明日行こう。
…早いうちがいいんでしょ?』
「 えっ… 」
確かに早く知りたい、
早いうちがいいって思ってたけど…
音でわかったのかな。
『 Aちゃんとデートぉたーのしみだー♪』
ヒラヒラくるくると踊る善逸くん。
なにか理由があることもきっとわかってる。
でも聞かずにいつも通りでいてくれる。
本当に優しい人。
彼がそばにいてくれれば、
なんだって乗り越えられる気がする。
____________
『 Aちゃん準備できたー?』
「 うん!お館様にも許可は取った 」
『 ありがとう。じゃあ行こっか 』
私の緊張と不安の音、聞こえてるのかな。
いつもの興奮した善逸くんじゃなくて、
落ち着いて、優しく微笑んでくれる。
まるで
" 大丈夫だよ "
そう言われてるようで安心する。
「 お願いします!」
『 手でも繋いでく?』
「 嫌 」
『 冷たい!その言い方冷たぁい!!』
___ やっぱりいつも通りだった。
でも、それもそれで
私の緊張も少しは和らぐ気がした。
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mini(プロフ) - stereogirlさん» コメントありがとうございます(T_T)!更新頑張ります!! (2020年4月20日 21時) (レス) id: 91678dce2b (このIDを非表示/違反報告)
stereogirl(プロフ) - 強い女子と善逸くん、大好きな組み合わせです(笑)続き楽しみにしてます! (2020年4月20日 19時) (レス) id: ebd32c96af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mini | 作成日時:2020年4月12日 20時