*アーヤの過去と秘密*

7、◇ ページ9

私が冬夜達と会ったのは、宮野さんに声をかけられた時だった。

正確に言えば、声をかけられた後。

その集まった時に初めてね。

冬夜達とバンドを組んで毎日が楽しかった。

冬夜とも付き合い始めて、毎日がキラキラしてた。

あの時みたいに。

でも、それは長くは続かなかった。

理由は……

恋「彩、久しぶり！」

彩「恋奈、何で……」

陽「何だ？彩の知り合い？」

恋奈が来たから。

嫌な予感。

恋「うん、そうだよ。まあ、彩は裏切り者だけどね。」

恋奈……

そこまでして私を陥れたいの？

湊「どういうことだ？」

冬「俺も知りたい。裏切り者って？」

恋「話してあげる。彩はね、私の好きな人を取ったの。それを私に見せつけたあげく、私が気に入らないからって私をいじめたの。」

何で、そんな普通に嘘が吐けるんだろう？

冬「本当に彩がそんなことしたの？」

恋「本当よ。あなた達が知らないだけでしょ？彩があの橘亜夜だってこと。」

冬「それ本当？」

湊「確かに俺達にそれを隠していたってことになるな。そんなのわざわざ隠す必要もないし。」

陽「彩、俺達を騙してたのか？」

やっぱり、恋奈の言葉を信じちゃうんだね。

さすがだな、恋奈は……

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