航海日誌30 ページ31
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｢おはよう、レイリーさん｣
｢おぉシャンクス。Aはまだ寝てるから起こしてくるといい｣
翌朝、再びシャッキー��S BARへとやって来たシャンクス
Aを起こしに二階へと向かおうとする彼を、レイリーが呼び止める。
｢昨日お前が心配してたことだが…大丈夫そうだぞ｣
レイリーから、Aの親が死んでいることを聞いたシャンクスは、とある心配を口にした。
＿＿｢あいつ、泣かないんだ。ひと月ほどしか一緒にいないが、人攫いにあったり、ガープに捕まりかけたりしたが…一回も泣かなかった。親が死んでるのなら、尚更…｣
＿＿｢Aは知らないさ。私も、彼らの口から聞いていただけで、政府は公表してないからな｣
＿＿｢…いや、Aはガキだが賢い。何にも知らない子供じゃない。…気づいてると思うな｣
Aは自分の親が死んだことを知っても、泣かない
シャンクスはそれを心配していた。
｢確かにAは泣かない…いや、泣けないの方が正しいかね｣
レイリーは静かに語った。
Aは一人で、ずっと両親の迎えを待っていた。
その期間は約ひと月
親子の勘か、はたまた別の何かか
幼いながらに、その時からAは気づいていたのかもしれない
この世にもう、自分の待つ人はいないんじゃないか、と。
それでも、Aは信じてずっと待っていた
そんなところに現れた、自分の父親と同じ赤髪をもつシャンクス
自分を助けてくれた彼を、最初は本当に父親だと思って『ぱぱ』と呼んだ。
ちゃんとパパは迎えに来てくれたと、Aは自分の嫌な想像を打ち消した
が、Aは手紙を読んで、もう、本当にこの世に両親はいないんだと思い知らされる。
｢昨夜、Aが握りしめていた手紙を読んだが…それはもう、何度も読み返されたのか、しわしわだった｣
手紙には、泣かないことを約束して欲しいという文があった。
一度にふたりの人を失った彼女
幾ら母親との約束といえど泣きたくて仕方がなかったはず。
だが、シャンクスを父親と思うことで、壊れそうな精神を保っていたんだ、と。
｢小さいあの子なりの防衛本能だろう。でも、今はもう、そうは思ってない。お前と過ごすうちに、ゆっくり、事実を受け入れ、乗り越えた｣
｢アスタと君をしっかり区別した上で、お前をパパと呼ぶんだ。お前が好きなんだろうな！わははは｣
レイリーの言葉に、シャンクスは照れくさそうに笑った。
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ギザラス(プロフ) - テスト頑張って そして無事戻ってきてください (2020年7月2日 0時) (
レス) id: 1fe190bcff (このIDを非表示/違反報告)
果耶(プロフ) - テスト頑張っください！ (2020年7月1日 21時) (レス) id: ca4e14c205 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - オリ主ちゃんが可愛くて最高です(笑) 更新大変だとは思いますが、無理せずに頑張ってください。応援してます！！ (2020年6月30日 20時) (レス) id: 151caa4874 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - あの、私と一緒に合作しませんか？ (2020年6月15日 20時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
ろりお(プロフ) - コクマさん» めちゃくちゃ嬉しい褒め言葉！！頑張ります〜！ (2020年6月15日 20時) (レス) id: 38c94b38d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白米 | 作成日時：2020年4月2日 0時
